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毒親になった母、母の彼氏から受けた陰湿な嫌がらせ…「弟妹を守るために生きてきた」長女の覚悟

「4人のためならまだまだ頑張れる」まじめに働いていた母が徐々に変わっていく(画像提供:nishimoo0530)の画像

「4人のためならまだまだ頑張れる」まじめに働いていた母が徐々に変わっていく(画像提供:nishimoo0530)

 幼少期に母親の彼氏だった男性から執拗に嫌がらせをされていたという、にしむらあおいさん(@nishimoo0530)。働き詰めだった母親に代わって、同居をしてにしむらさんたち姉弟の世話を任されていた彼に、厳しすぎる礼儀を強要されたり、下の弟妹たちが泣いて訴えてもご飯を作ってもらえなかったり、靴を隠されたりなど、さまざまな仕打ちを受けた。長女として姉弟たちを守ることに必死だったというにしむらさんに、幼少期の心境や、子どもを必死に育ててくれていた母親が“毒親”に変わってしまった瞬間について話を聞いた。

【漫画】酒に酔った元彼の陰湿ないやがらせ、最高のママは毒親に…幼少期の家族エピソード

■“不器用”で“陰湿”な人だった母の元彼 でも「助けてもくれた」

 “毒親”にスポットを当てた漫画を描きたいという思いから、母親の元彼と同居していた7年間の日々を綴った「ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし」。大人になった今、にしむらさんは、母親の元彼自身が抱えていた孤独や生い立ち、何を抱えていて何が彼をそうさせたのかなどを考えたことも、この漫画を描き始めた大きなきっかけになったと語る。

「母の彼氏だった人のことをピンちゃんと私たちは呼んでいました。彼のイメージは“不器用”で“陰湿”。一緒に生活するのが、とにかく苦痛だったのは事実です。でも“悪人”でもなかったんですよね。母が時々ヒステリックに私を殴ったりしたときは、決まってピンちゃんが止めに入ってくれました。感覚的には“理不尽な生活指導の先生”でしょうか…。最終的にはお酒に依存して母を殴ったり、何年間も仕事をせずに飲み歩いていたり、到底許せない部分はたくさんありますが…恨んではいません」

 母親の元彼と同居をしていた子どもの頃は、家に帰ることが一番つらかったというにしむらさん。元彼はお酒に酔うと感情の起伏が激しくなるタイプだったが、学校から帰るとすでに酒に酔った状態でいたため、家にいるときは常にビクビクした緊張状態で、全く安らぐことはできなかった。

「それでも家には弟や妹たちがいるから、私がいない間に彼らに何かあったらと思うと、真っ直ぐ家に帰らざるを得ませんでした。母は、彼の性格に難があるのは知ってましたが、度々嫌がらせされていることは知りませんでした。知ったら彼に怒ったでしょうね。告げ口したことで母がいない時に彼に何されるかわからなかったので言わなかったんです」

■「風俗で働け」絶対的な存在だった母親が“毒親”へと変貌を遂げるまで

 母親自体は、元彼の性格に難があることはわかっていたものの、度々ご飯を作らなかったり、物を隠したり、携帯電話の中身を隅々までチェックしたりといった行為を、子どもたちに対して日常的に行っていることまでは知らずにいた。

「当時の母は私たちにとって絶対的存在でした。唯一の肉親なので、恐らくほかの家庭から見たら異常に感じるほど、私たちは母に依存していました。母が右と言えば右、左と言えば左。母の意見に異を唱えるなんて言語道断。盲目的に母を信じていました。そんな母がどんな親で、これまでどんなことがあって、大人になった私が母という存在に対してどのような結論を出して、今どのような関係なのかを、少しずつ整理しながら『最強の母が毒親になった日』というタイトルで漫画にして描き始めました」

 「最強の母が毒親になった日」は、母親とピンちゃんが別れてから数年後の話を漫画にしたもの。女手ひとつで必死に働きながら子どもたちを育てていた母親は、念願だった自分のお店を開業させた。お店は徐々に軌道に乗り、貧しい生活からは抜け出して、お金にも困らなくなっていた。だが、生活水準とともに急激に母親の様子にも変化が表れ、新しい彼氏ができてからは家に帰らない日も増えていった。そのままにしむらさんたち家族は大きく道を踏み外してしまい、最終的には「風俗で働け」とにしむさんに言うほどまでに、母親は変貌してしまったといった内容である。

 「最強の母が毒親になった日」を含め、SNSでさまざまな漫画エピソードを発信していくことに対して、にしむらさんはある強い覚悟を持っているという。

「私の漫画を読んだ方に“何が伝わるのか”は正直わかりません。ただ、登場人物の全員に味方ができるように描きたい。“誰が悪いのか”“何がいけなかったのか”“自分だったらどうしていたか”、私の漫画を読んでくれた方の中に、少しでも考えてくれる人がいれば、それでいいと思っています。それで私自身が批判を浴びたり、たくさんの方からお叱りを受けたりする日も今後必ず来ると思います。返信できることは少ないかもしれませんが、全てに目を通し真摯に受け止める覚悟を持って、今後も発信を続けていく所存です」

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