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同性パートナーの家族に尽くす男の愛の極限 台湾映画『親愛なる君へ』公開

台湾映画『親愛なる君へ』7月23日(金・祝)より全国で順次公開 (C) 2020 FiLMOSA Production All rightsの画像

台湾映画『親愛なる君へ』7月23日(金・祝)より全国で順次公開 (C) 2020 FiLMOSA Production All rights

 世界的評価を受けた『一年之初(一年の初め)』や『ヤンヤン』など、人と人のつながりや人生模様、アイデンティティを描くことに長けたチェン・ヨウジエ監督が5年ぶりにメガホンを取り、緻密で繊細なストーリーラインで愛の極限を描いた最新作『親愛的房客(英語:Dear Tenant)』が、『親愛なる君へ』の邦題で、7月23日(金・祝)よりシネマート新宿(東京)・心斎橋(大阪)ほか全国で順次公開される。

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 ミステリアスで重厚なサスペンス調の展開を匂わせつつ、徐々に真実が解き明かされていくと、温かな情感あふれる結末まで一気に導かれる本作。

 老婦・シウユーとその孫のヨウユー、そのふたりの面倒を見る青年・ジエンイーの3人が、血の繋がりを越えた家族の絆をつむぐ物語。ただの間借り人のはずのジエンイーがふたりに尽くすのは、今は亡き同性パートナーの家族だからだ。彼が暮らした家で生活し、彼が愛した家族を愛することが、ジエンイーにとって彼を想い続け、自分の人生の中で彼が生き続ける唯一の方法であり、彼への何よりの弔いになると感じていたからだ。

 しかしある日、シウユーが急死してしまう。その死因を巡り、ジエンイーは不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには罪を認めてしまう。だがそれはすべて、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…。

 主演は『一年之初(一年の初め)』でもヨウジエ監督とタッグを組んだモー・ズーイー。本作でも高い評価を受け、『第57回金馬奨(台湾のアカデミー賞)』や、第22回台北映画奨、第2回台湾映画評論家協会奨で最優秀主演男優賞(台湾映画評論家協会奨は主演・助演の区別がない最優秀男優賞)を受賞。

 また、老婦の名演が光った“国民のおばあちゃん”の別名を持つ台湾の国宝級女優であるチェン・シューファンも、『第57回金馬奨』で最優秀助演女優賞を獲得している。

 「間借り人は少年にとって“もうひとりのパパ”」というキャッチとともに、ジエンイーと血のつながりのないヨウユーが海辺で切ない表情で抱き合う写真が大きく配置されている。さらに同性パートナーが生きていた在りし日の幸せな家族の食卓の写真もあり、その対比から、現在のふたりの関係が頑強さと脆弱さの両面を持ち合わせるような情調を想像できる仕上がりとなっている。

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