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『SHAMAN KING』林原めぐみ&小西克幸、20年経ても生き続ける役 日笠陽子は必死に役追求

アニメ『SHAMAN KING』のキービジュアル(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京の画像

アニメ『SHAMAN KING』のキービジュアル(C)武井宏之・講談社/SHAMAN KING Project.・テレビ東京

 テレビ東京系で放送中のテレビアニメ『SHAMAN KING(シャーマンキング)』(毎週木曜 後5:55~)。約20年ぶりに完全新作アニメ化され注目を集めている今、主人公・麻倉 葉役の日笠陽子、阿弥陀丸役の小西克幸、アンナ役の林原めぐみにインタビューを実施。新たにキャストとして加入した心境(日笠)や、20年ぶりにキャラクターと向き合った想い(林原&小西)を聞いた。

【画像】「憑依合体!」葉、アンナが登場の場面カット

■20年ぶりに完全新作アニメ化に感慨 蘇りが続く自身の担当キャラ

――2001年にTVアニメ化された際、小西さんと林原さんはご出演されていましたが、今回20年ぶりに完全新作へ出演が決まった時の心境はいかがでしたか。

【小西】 「よくぞ蘇ってくれた!」という想いが強いです。ストーリーの最初から『SHAMAN KING』を一からアニメ化してくださることがとてもうれしく感じましたし、おおむね前回のキャストでやれるのもうれしいです。そこに日笠さんが葉役として入ってきてくださり、“座長”としてグイグイ引っ張ってくれています!(笑)。

【林原】 そうやってちょっと盛るところあるよね(笑)。適当に良いこと言うところは変わってない!(笑)。

【日笠】 怖い!(笑)

【小西】 いやいや(笑)。日笠さんは良い意味でマイペース。作品がそうだからというのもあるかもしれませんが、日笠さん自身や日笠さんが演じる葉は、気がついたら先頭に立ってみんなを引っ張ってくれているイメージがあります。だから日笠さんの葉がしっくりきていて楽しくアフレコをさせていただいております。

【林原】 私事で恐縮ですが、魔神英雄伝ワタルが30周年で新作作ったり、スレイヤーズ原作刊行30周年という形で新曲歌ったり、さらに26年の時を経て今まさに最新作が劇場公開されているエヴァがあったりなど、関わってきた作品たちがむくむくと蘇ってきています。最近まで、ゆっくりまったり仕事をしていましたが、今は意味不明に大忙し!な中、「SHAMAN KING、おまえもか」という思いはありました(笑)。

■主人公役に重圧あった日笠陽子 林原めぐみからのアドバイスに感謝

――完全新作アニメ化やキャスト発表は話題となりましたが、麻倉 葉役が決まった時の心境を教えてください。

【日笠】 オーディションを受けた際、男の子をあまり演じたことがないこともあって「今回縁がないだろうな」と思っていました。ですので、合格の知らせをいただいた時はうれしいを飛び越えて、驚きと不安の方が大きかったです。主役で男の子キャラは自分にとって未知の部分が多く、不安とプレッシャーに潰されかけていました。そこからPV、1話、2話と収録していくなかで「良い機会をいただき恵まれている」と思うようになっていきました。大ベテランの先輩方のお芝居を間近で見て一緒に掛け合える現場はそうありませんから、すごくぜいたくな場所だと思います。座長というよりは、皆さんに学ばせていただきたいという気持ちで臨んでおります。

――そんな想いで臨まれたアフレコですが、主人公・葉を演じる上で、もっとも大切にしていることはなんでしょうか。

【日笠】 最初は必死で、喉も2話目で壊したので、これが長期間続くのかと思うと「私は終わったな」って素直に思いました(苦笑)。今思うと、力と気合いが入りすぎていたのだと思います。ついていくことや演出に応えることに必死で考えている余裕がなく、考えている暇があったら「とにかく声を出すぞ」と思っていました。やっていくうちに少しずつ「ちょっと楽しくなってきた」みたいな気持ちが出てきたのですが、なぜか「ワクワクしちゃいけない。もっと葉のことを知って頑張らなければ」と考えた結果、葉に逃げられたというか葉が遠くに行ってしまいました。

――マイペースな葉というキャラクターとは真逆のような心境になってしまった、と?

【日笠】 そうなんです。葉がどこかへ行ってしまったことで、またあせり悩みが出始めた時、めぐさんとお会いする機会があって。何かの思し召しだと思い「お電話していいですか」とお願いし、相談させていただきました。

――どのようなアドバイスがあったのか、教えてもらうことはできますか?

【林原】 秘密です(笑)。少しだけ話すと、「なんで葉はレゲエが好きなのか」「私はこう思う」みたいなことですが、詳細は秘密にしておきます(笑)。ただ悩むことはいいこと。なぐさめはしないけど、「新人だからする」「ベテランだからしない」「中堅だから…」ではなく、どんなベテランでも例え同じ役を演じる場合でも悩んでいるという話はしました。悩まなくなっちゃったら、この仕事をやっている意味はきっとないと思っています。

■20年忘れない役作り ハードディスクに保存したキャラを再び表へ

――林原さんと小西さんにも役作りについてお聞きします。20年が経ち再び同じキャラと向き合うことになりましたが、以前のイメージを思い出すように取り組まれたのか、それとも新たなキャラとして構築していったのでしょうか?

【小西】 一度、阿弥陀丸という役を演じさせていただいますが、座組が新しくなっていることもあり、もう一度やるというよりは「新しく『SHAMAN KING』を一から作っていく」気持ちでした。また阿弥陀丸というキャラクターを一から作っていけばいいし、日笠さんの葉と一緒に同じ時間を過ごしていければと思っていました。

 ですが、前の阿弥陀丸を捨てたわけではありません。意識していなくても根本となっている核は自分の中にいると思います。そこは無視せず大事にし、自分が演じるうえでの一つのファクターとして捉えつつ日笠さんの葉と一緒に成長していき、関係性を作っていければいいなと思って演じています。変えるとか変えないは意識せず、純粋に今回の『SHAMAN KING』に向かうという気持ちです。

――意識しすぎないということを大切にされているのですね。では林原さんは今回のアンナをどう役作りされたのでしょうか。

【林原】 『名探偵コナン』や『ポケットモンスター』は今も放送が続いているので役も続いていますが、実は『SHAMAN KING』も20年ぶりの復活ではあるものの、私の中の深いところではずっとつながっています。例えば『エヴァンゲリオン』シリーズで何度も綾波レイとして呼び起こされた経験もあるように、アンナは眠っていただけで、そこにいて、もう1回起きてきたという感じですね。

――常にご自身の中にキャラクターがいる、常に役を持っている、準備しているという感覚ですか?

【林原】 たとえて言うなら「ハードディスクにしまっていたものをデスクトップに持ってきた」というイメージでしょうか。自分のハードディスクの中にやったものは全部管理されていて、アンナにはアンナの“箱”、“部屋”があります。そして時にコラボやゲームなどがあれば、そこから引っ張り出して呼び起こす感覚です。

■20年経て蘇った『SHAMAN KING』 スタッフの本気に「共鳴して」

――これから放送が続いていく『SHAMAN KING』。注目してほしいポイントはズバリ!

【日笠】 まん太の小ささかな(笑)。また犬さん(犬山イヌコ)のまん太がそのまんまというか。第1話で葉はまん太と出会い友だちになりますが、犬さんも私が現場で力が入りすぎていると「一緒にやろう」といったオーラを出してくださり、それが大切な友だちみたいな感覚にさせてくれました。シリアスな展開でもまん太がツッコミを入れると和みますので、ぜひ注目してほしいです。

【小西】 連載を読んでいたころ「次どんなやつが出てくるんだろうな」とワクワクしていました。アニメでもキャラクターが次々と登場し、「このキャラクターはどんなことしてくれるのだろう」と期待させてくれるので、バトル要素とあわせ毎週ワクワクできると思います。

【林原】 決められた期間で最終話までやるという着地点に向けて全力で向かっているエネルギーを感じています。原作好きからすれば「あのシーンがない」となる部分もあると思いますが、不要だから削るのではなく、その期間で作るにあたり根幹となる、伝えなければいけない要素を残すため泣く泣く削ったシーンもあるのでしょう。そういった部分は原作で楽しんでもらってアニメならではな楽しみを堪能してください。

 今ここでやらなければならないこと、今の子供たちに感じてほしいあれこれが『SHAMAN KING』には満載です。本気な大人たちが20年という時を経て蘇らせた、その本気に共鳴してくれたらうれしいなと思います。

(取材・文・撮影:遠藤政樹 編集・櫻井偉明)

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