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速水もこみち、常に“崖っぷち”感じてきた俳優20年「オリーブオイルの先を見てほしい」

新ドラマ『結婚できないにはワケがある。』で人形愛好者のエリート課長を演じている速水もこみち (C)oricon ME inc.の画像

新ドラマ『結婚できないにはワケがある。』で人形愛好者のエリート課長を演じている速水もこみち (C)oricon ME inc.

 昨年は主演ドラマ『この男は人生最大の過ちです』(ABCテレビ/テレビ朝日系)でドM社長役が話題となり、18日にスタートした『結婚できないにはワケがある。』(同系)では、エリートながら人形愛好者というクセのある主演を演じる速水もこみち。2011年から8年間出演していた『ZIP!』(日本テレビ系)の「MOCO’Sキッチン」で“料理男子”のイメージも定着したが、バラエティや各所で“オリーブオイルをかける姿”を毎度求められることを、俳優としてどのように捉えていたのだろうか。来年デビュー20周年を迎える速水に、俳優業と料理業を両立してきた思いを聞いた。

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■「速水さんって変態ですよね」共演の女性陣に引かれるほど本気の“クセ強”演技炸裂

――今回もかなりのクセの強い役柄ですが、『結婚できないにはワケがある。』のオファーを受けた際、どのような思いでしたか。

【速水もこみち】元々原作の漫画を読んでいたので、お話をいただいた時はすごく嬉しかったです。昨年主演を演じさせていただいた『この男は人生最大の過ちです』と同じABCさんということもありましたし、毎回面白い作品をつくっているイメージなので、今回も期待して気合を入れて撮影に臨むことができました。

――速水さん演じる富澤光央は、全女子社員憧れの若きエリート課長でありながら、実は人形愛好者という秘密を抱えた役ですが、速水さんも周囲から“完璧”なイメージを持たれている部分があるかと思います。でも実は、意外に思われるような一面はありますか。

【速水もこみち】まぁ僕は完璧です、というのは冗談で(笑)。僕自身、完璧にやりたい気持ちはありますけど、思い通りに行かないことももちろんあります。意外な面といえば、コレクターな部分ですかね。アメコミのフィギュアを子どもの頃から集めていて2000体以上持っているんですよね。僕も持ってるフィギュアには命があるって思ってるので、今回、光央が人形「みちゅこ」に対して強い愛情を抱いているところに対しても、そんなに抵抗なく演じることができました。原作では無い部分で作品としても必要ないのに、バッグの中にみちゅこ用の枕と布団を作ってもらいましたからね。ちょっとやばい奴ですよね(笑)。

――速水さんご自身、光央と通ずる部分もあるんですね。撮影の雰囲気はいかがですか?

【速水もこみち】みちゅこのおかげで現場が明るくなって、みんなで仲良くやってます。ただつい役に入りすぎて、気持ちが先行しちゃうことも多々あって。最初、若月佑美さん演じるヒロイン・まりことラブホテルで寝てるシーンがあるんですけど、なんか分からないけど、僕がみちゅこをハムハム甘噛みとかし始めちゃって。若月さんに「引きましたよね?」って聞いたら「軽く引きました」って(笑)。そういえば、前作でも共演の松井愛莉さんに「速水さんって変態ですよね」って言われたな…。でも本当は、気持ち的にはみちゅこを食いちぎっちゃうくらいやりたいんですけど、抑えるのが大変なんです(笑)。光央って本当に柔らかくて基本受けの姿勢なので、自分がないんですよね。だからまりこと出会って、彼女の感情豊かないろんな表情を見てどんどん好きになっていくんです。原作のイメージを崩さないようにバランスを取りながら、そういった光央の感情の変化もうまく演じていきたいなって思っています。

■当初はオリーブオイルの反響に「逆にビックリ」 レシピ本にキッチンブランド、食育にまで携わる思い

――『ZIP!』以来、数々のレシピ本やキッチンブランド立ち上げなど、料理における分野も年々広げられていますが、昨年公開されたYouTube動画でオリーブオイルではなくサラダ油を使っている回では、「ハズレ回を見た気分だ」というツイートに約15万いいねつくなどの反響もありました。バラエティ番組等でも毎回“オリーブオイル”ばかりを求められることに対して、自身の飽きや抵抗があった時期はありましたか。

【速水もこみち】僕は小さい頃から当たり前にオリーブオイルを使ってきたので、番組で使った時にみんなが「え?」ってなったのが逆にびっくりでした(笑)。ただ、それが話題になってくれて、何年も皆さんがオリーブオイルをかけるところに期待してくれるのも嬉しいのですが、もっと先のことを見ようぜっていう思いもあって。僕は自分でレシピも一から考えて作っていますし、食育とかもやっていたりするので、僕なりのアレンジを加えてこういう料理、食材があるんですよっていうことを伝えているんです。

――料理のお仕事をやることで、俳優業にも良い影響がありましたか?

【速水もこみち】半々ですかね。料理やってなかったらもっと違う方向で作品をやっていたかなと思うんですけど、自分の中で覚悟を決めて、割り切っていたので。もちろんそれで俳優の仕事は薄れていくというか、俳優一本だけだったら視聴者の見方も変わってくると思うけど、僕は「テレビの人」でいいんじゃないかなっていう感じなんです。かと言って俳優業は気を抜いているとか全くなくて、料理も俳優も、自分は不器用だけど、完璧にみんなで過ごしたいっていうのがあるので、一つ一つの仕事は丁寧に作業しています。

■台本は10話まで覚えてから1話の撮影に入る 「不器用で不安症」ながら、ストイックに走り続けてきた20年

――ご自身は不器用だと思われるんですか?

【速水もこみち】すごく不器用で不安症ですね。台本も10話まで全部覚えて、1話の撮影に入るんです。ミスターストイックとは僕のことです(笑)。もちろんそうじゃない現場もあると思うんですけど、できるだけ自分なりに解釈して理解したいし、何か言われた時にちゃんと話し合えるようにしておきたい。元々僕は小さい時からの憧れで入ったわけじゃなくて、下手くそのド素人から俳優の世界に入らせて頂いて、そこで初めてみんなの仕事を見て一つのものを作り上げる楽しさを覚えていったので。だから僕のベースはあまり物事を知らないっていうか仕組みも分からないし、右も左も分からない状態で入ってるので、どっかで気づいたんでしょうね。セリフだけはちゃんと覚えてないと、理解しておかないとって。まぁ忘れちゃうこともあるんですけどね(笑)。

――来年でデビュー20周年を迎えられますが、当初から仕事に対する意識の変化などはありましたか。

【速水もこみち】デビュー当時は一生懸命にがむしゃらに楽しんで仕事に向き合っていましたが、今は年齢を重ねて、どういうのが面白いかなって10人中1人でも笑ってもらえるようなものを探しているっていう感じです。約20年間の芸能生活の中で常に壁はありましたし、やめた方がいいのかなって思うこともありました。この仕事はずっとロープの上というか、崖の上にいる感じだから、あまりそういうことを考えてもしょうがないのかなとも思っています。今は好きなことを好きな人とゆったりとした時間でやらせてもらえてるので、そこは感謝しかないです。

――今後、どのような俳優を目指していきたいですか。

【速水もこみち】クセのある男になっていきたいですね(笑)。自分を自分でもよく分かっていなくて、今でもたまに自分はどう見られてるか分かんなくなっちゃうんです。だからこそ、こうしようって正解を決めて進むのではなく、みんなで楽しみながら前向きに道を切り拓いていきたいと思っています。このドラマもいろんなアップダウンがありつつ、心から楽しんで笑ってもらえるような作品なので、こういう時だからこそ、皆さんに見ていただいて明るい気持ちになってほしいです。

(文=鈴木ゆかり)

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