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武井咲、私生活の変化に不安も “チームるろ剣”に救われた言葉「いまの武井さんでいい」

映画『るろうの剣心』シリーズで神谷薫を10年間演じ続けた武井咲 (C)ORICON NewS inc.の画像

映画『るろうの剣心』シリーズで神谷薫を10年間演じ続けた武井咲 (C)ORICON NewS inc.

 17歳で、神谷薫役として映画『るろうの剣心』に参加した武井咲(27)。そこから10年の歳月が流れた2021年、いよいよシリーズラストを飾る映画『るろうに剣心 最終章 The Final』で武井自身も薫としての集大成を迎える。この10年間で武井は女優としてどんな変化を遂げてきたのだろうか――。

【場面写真】剣心を温かい目線で見守る武井咲演じる神谷薫

 2014年に『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』が公開されてから7年。その間も、佐藤健をはじめとした『るろうに剣心』で出会った仲間たちの活躍は「なにか特別な思いで見ていました」と語った武井は「また神谷薫として作品に戻ってこられるというのは、素直にうれしかった」と最終章の製作が決定したときの印象を述べる。

 一方で、佐藤演じる緋村剣心のすべてが描かれる集大成。薫としてもビジュアル面を含め、気持ちの部分でも、これまでの作品とどう変化をつけたらいいのか、という未知数な部分に不安を抱えていたという。

 分からないことがたくさんあるなか、クランクインの前に作品のメガホンをとる大友啓史監督と話をしたことで、武井の視界が大きく開けた。「会って最初に大友監督は、私が結婚したことを祝福してくださり、『あなたが実生活で経験したことが、今回の薫という役に生かされると思うんだよね』とポジティブに捉えてくださったんです」。

 大友監督の言葉で、武井が現場に入る前に漠然と不安に思っていたことが浮き彫りになり、そこを肯定してくれたことが大きな安心感になった。「言葉にしていなかったのですが、自分の心のなかでは(私生活の変化を)みなさんがどう思っているのかなというのは、一番気になっていたんです。そこを『いまの武井さんでいいんだよ』と肯定してもらえたことは、とても大きかった」と“チームるろ剣”の絆の深さに感謝を述べる。

 「右も左分からないなかで作品に参加してしまった」という2012年公開の『るろうに剣心』。当時17歳だった武井はビッグプロジェクトへの参加に「それまであまり映画に出演したこともなかったし、すべてが新しい世界。しかも実写化するにはハードルの高い作品で、『なんで私なんかが』という思いが強く、現場ではひとつも迷惑をかけたくないという思いばかりでした」とがむしゃらだった当時を振り返る。

 それでもなんとか食らいつき、チームの一員として作品を盛り上げた。その結果、作品はどんどん大きくなり、武井自身も、多くのことを学んだ。「前作のとき、プロモーションでフィリピンに行かせてもらったのですが、海外の人がみんな『るろ剣』のことを当たり前のように知っているんです。世界中の方々が見てくださっているという実感がありましたし、大友監督が『今後出演する作品が自分の顔になっていくのだから、しっかり休んで、しっかり準備をして作品に臨むように』と何度もおっしゃっていて…。いま、以前と大きく違った環境のなかで仕事をしていると、当時大友監督がおっしゃっていた言葉がすごく響いているんです」。

 たくさんのすてきな出会いを経て、たどり着いた現在。いまは17歳で作品に参加したときよりも「ある意味で緊張するようになりました」と変化を語る。当時は、迷惑をかけないように一生懸命やるだけで、責任というものはあまり意識していなかったという。しかし「いまは仕事の時間とプライベートの時間がはっきりと分かれているので、お芝居の仕事を続けていくうえでは、しっかり結果を残さなければいけないという責任の重さを感じています。だから緊張するようになったのかなと思っています」と胸の内を明かした。

 武井はそんな変化も「とても心地よいです」と笑顔を見せる。「家族がいるというだけですごく心強く安心感があります。だからこそお芝居にも集中できますし、精神的にも充実しています」と、家族の存在によってポジティブに過ごすことができているという。

 「(新田真剣佑演じる)雪代縁と(有村架純扮する)巴の存在が、薫にとってどんなものなのか…。それをずっと現場で意識して撮影してしました」と語った武井。この言葉通り、武井の演技は、これまで以上に、ある意味で大きく剣心を包み込む包容力に満ち溢れていた。劇中、剣心を見つめる薫の表情や視線にぜひ注目してもらいたい。(取材・文:磯部正和)

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