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千葉翔也&長谷川育美、『エイティシックス』級に戦った小学校・高校時代 忘れられない“恥”

テレビアニメ『86-エイティシックス-』に出演中の(左から)千葉翔也、長谷川育美 (C)ORICON NewS inc.の画像

テレビアニメ『86-エイティシックス-』に出演中の(左から)千葉翔也、長谷川育美 (C)ORICON NewS inc.

 TOKYO MX他にて10日より放送がスタートしたテレビアニメ『86―エイティシックス―』。戦場の最前線に立ち続ける少年・シンと、将来を嘱望されるエリートの才女・レーナ2人の物語が展開されており、W主人公のシン役を千葉翔也、レーナ役を長谷川育美が担当している。「役者として成長することができた」と話す2人に、作品の魅力や自身の忘れられない“恐怖”の思い出を語ってもらった。

【動画】迫力の戦闘シーン!キャラボイスも聴ける『エイティシックス』

 同作は、ギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械<レギオン>の侵攻に対応すべく、その隣国であるサンマグノリア共和国は無人戦闘機械<ジャガーノート>を開発する。だが、無人機とは名ばかりであり、そこには「人」として認められていない者たち、エイティシックスが搭乗し、道具のように扱われていた。ジャガーノートを乗りこなす第一防衛戦隊<スピアヘッド>の隊長・シンを千葉、名家の才媛で<スピアヘッド>戦隊の指揮管制官となったエリート軍人・レーナを長谷川が務めている。

■感情のさじ加減に気を付けた役作り 新たな表現法に役者として成長実感

――電撃文庫から刊行されているライトノベルが原作ですが、作品と初めて触れた時の第一印象はどのようなものだったのでしょうか?

【千葉】 原作の小説を読ませていただいた時、一文に込められた意味が深いと感じ、「読み逃せない!」という印象が強かったです。「実際にこういう国があったらどうなるのだろうか?」と、想像しながら読んでいました。形容が独特なのか、聞いたことがない難しい言葉も多くあって、その都度、辞書で調べていました。この言葉でしか示せない意味、そこから出てくるキャラクターの葛藤やつらさなど、心境を理解することができました。

 役作りにおいて原作を読むことは普段からするのですが、辞書を出してまで読んだことは初めてでした。小説を読んでいて、初めて目にする単語が出てくることが新鮮でしたので、言葉の持つ意味や力を強く感じました。キャラクターの過去を丁寧に描いている作品でしたので、演じる身としてはありがたい部分があり、読み込んだおかげでシンの人間像を理解することができました。

【長谷川】 私は物語の難しい単語もですが、今まで戦車や戦闘機などが登場するジャンルに触れたことがなかったので、それらの専門用語がまったく理解できず、調べました。1巻は何回も繰り返し読み、頭の中を整理するのに時間がかかってしまい大変でした。プライベートでもあまり読まないジャンルでしたので、新鮮さはありましたが、重いテーマでもあるので胸が苦しかったです。

 ただ、レーナは自分の信念から来る行動、感情も素直に出すキャラクターでしたので、自分自身理解しやすく、役作りに苦労することはありませんでした。役ではなく、作品の世界観を掴むのに最初は苦労しました。

――戦場の最前線で戦うシンですが、感情の起伏が少ない人物です。戦う際も叫ばず、淡々と任務をこなす部分は、演者側として表現が難しかったのではないかと思いました。シンとレーナそれぞれ演じる上で大変だった部分はどこでしょうか。

【千葉】 アフレコで声を出した時、しっくりきた部分、こなかった部分がありました。ただ、5年くらい戦場で戦い抜いている人の心境を考えた時、叫んだり、必死に指示を出すというよりかは、与えられた任務を冷静に淡々とこなす、“緊張感”の空気があると思いました。スポーツなど自分が現実で経験してきた“戦う”感情ではなく、腹に覚悟を決めたような新しい感情の出し方だった気がします。役者として本当に良い経験ができました。

【長谷川】 レーナは一番孤独と言ってもいいキャラクターだと思います。レーナもエイティシックスの誰かが亡くなったら悲しい気持ちになるのですが、それはエイティシックス側の子とは絶対的に違った悲しい感情のはずだと思いました。キャラクターの立場が変われば“悲しい”“つらい”という感情の意味も変わるので、この感情の差や微妙なさじ加減がとても難しい部分でした。

■学生時代に経験した“戦場”経験 恥かいた?ピアノと演劇発表会

――“戦場”をテーマにしている内容にちなんで、お二人が経験した忘れられない恐怖な出来事はありますか?

【長谷川】 私は小学校までピアノを習っていたのですが、実はそこまで好きではなく…(笑)。「もう、やめる!」と決意した後の最後の発表会で、失敗した思い出が忘れられないです。お客さんもいて、しっかりとしたホールでやったのですが、座ってこれから弾こうとした時に、頭が真っ白になってしまい、一音も出てこなくなりました。そして、なぜか、その時に楽譜を持っていなくて焦った記憶があります(苦笑)。

【千葉】 えっ!? いくら頭や身体で覚えていても、楽譜を持っていくのが決まりみたいなところあるよね?(爆笑)

【長谷川】 もう、わからないの! おそらく、「私は楽譜がなくても行ける!」という自信があったのだと思うのですが、その時は鍵盤を一音一音押して「これじゃない…これじゃない…」と探りながらやりました。そして、「これだ!」と思い出して最後まで弾くことができました。傍から見れば音を確かめる準備のような一瞬の行動だったかも知れませんが、当の本人としては、時間が永遠のように感じていたので、お恥ずかしい思い出です(赤面)。今、声優としてイベントステージに立つ機会があるのですが、頭が真っ白になる瞬間が近いうちにあるかも知れません。今のところ経験はしていませんが(笑)

【千葉】 これからある『86―エイティシックス―』のイベントが急に怖くなりました(笑)絶対に台本忘れちゃダメだよ!

――小学生で既に“戦場”を体験していたのですね…。なかなかのエピソードのあとでハードルが高いのですが、千葉さんはどのような恐怖体験をしましたか?

【千葉】 発表会の流れで言うと、高校の時に演劇発表会がありました。1・2年生は真面目な演目をやるのですが、3年生は有志で何をしてもいいということでしたので、仲の良い友人とコメディー劇をすることにしました。コメディーだから「何をしても許される」という考えがあったのか、みんなまったく台本を覚えず、リハーサルもしない状態で本番を迎えてしまい…。

 当然ながらまったく物語が進まず、すべてのシーンをアドリブでつないで全校生徒の前で恥ずかしい思いをしました(笑)その地獄のような時間は今でも夢に出てきますし、忘れられないですね。

【長谷川】 その劇はウケたの?

【千葉】 全然ウケない!(笑) あれが人生で一番きつかったです…。シンとは違った戦場を僕も経験していたということで…(苦笑)。その時、ある名曲の替え歌も歌ったのですが、街中で原曲が流れると、当時の地獄のような光景を思い出します(赤面)。この経験もあるので、仕事において台本は必死で読み込んでいます!

――放送がスタートしたばかりの作品です。これから視聴者に注目してもらいたい部分を教えてください。

【千葉】 作品を見て感じたのは、シンの周りの仲間が彼のことを理解してくれているということですね。シン自身は淡々としていて素っ気ないのですが、仲間たちはそれが彼の優しさだと感じているところに心打たれました。彼は戦場に出る上で余計な感情を削ぎ落としていると思っているのですが、根っこの部分の優しさは消えていないので、それが伝わるように演じています。その辺りを楽しんでいただけるとうれしいです。

【長谷川】 可憐(かれん)な見た目ですが、レーナの突き進んでいく強い心は、ファンの方の心を掴むと思います。同世代の仲間に辛い言葉を言われたり、居る環境も厳しい中、行動していく姿はカッコいいです。明るいストーリーではないかも知れませんが、キャラクターたちの生き方から、何かを感じてもらえればと思います。

■OA情報
TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11:毎週土曜 深夜24時~
読売テレビ:毎週月曜 深夜26時29分~
中京テレビ:毎週土曜 深夜25時55分~

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