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加藤シゲアキ、舞台公演中の授賞式に感慨 “真っ白な本”贈られ気持ち新たに「すべての方にお礼を」

『第42回 吉川英治文学新人賞』を受賞した加藤シゲアキ (C)ORICON NewS inc.の画像

『第42回 吉川英治文学新人賞』を受賞した加藤シゲアキ (C)ORICON NewS inc.

 『第42回 吉川英治文学新人賞』を受賞した人気グループ・NEWSの加藤シゲアキ(33)が9日、都内で行われた贈呈式に出席。喜びのスピーチを行った。

【全身ショット】グレーのスーツで登場した加藤シゲアキ

 加藤は、小説『オルタネート』(新潮社)が評価されての受賞。作家活動を初めて、ちょうど10年で「長かったような短かったような期間」と語る。先月に受賞が発表され、普段は本を読まないような人からも祝福されたそう。「初めて小説を書いたのが10年前。当時、一緒にやっていた編集の方からも、たくさんコメントやメッセージをいただいた。その時に装丁を手掛けてくださった方から束見本というものをいただきました。束見本というのは単行本にする際にサイズを図ったりするもので、中身は真っ白。当時、思い出で深かったそうで保存してくださったらしく、束見本は、そんなに数があるものではない。『受賞を記念してプレゼントしたい』と贈っていただいた」と振り返る。

 そんな贈り物で「真っ白な本なんですけど、ここから10年経ったんだ、頑張ってきたな、と少し自分を褒めたくなった」と感慨を語った。そして「僕個人ではなく、編集や関係者、装丁の方、本当に多くの方が関わってくださっているんだなと改めて思い出した。この場を借りて、すべての方にお礼を申し上げたい」と感謝の気持ちを口にしていた。

 東京・新国立劇場 中劇場で上演されている舞台『モダンボーイズ』に出演中。「今、舞台公演中。公演が終わって、ここに駆けつけた」と明かす。「自分が物語の登場人物を演じている。1000人ぐらいの方が入る会場。多くの方が訪れる。なぜ、人は物語を求めるのか、ふと思いました」と語る。そして「それは物語の力を知っているから。1度触れたら知っているからこそ、求めるんだろうな」としみじみと口にしていた。

 また、受賞の言葉として「本賞をいただいた『オルタネート』で読者に伝えたかったのは、ページをめくる手を止められないというような、読書の純粋な楽しさでした。つい自分のことばかり考えていた私が、遅ればせながらようやく読者に目を向けられるようになり、それが吉川英治文学新人賞につながったということ、今この意味を深く考えています」とした。

 続けて「デビュー作に『やらないなんてないから』というせりふを書いたのは、当時の自分に言い聞かせていた言葉を反映させたわけですが、今もその思いは変わっていません。本賞はこれまで執筆活動を続けてきたことに対するエールと、退屈な小説を書くなという喝と受け取っています」と思いをつむぎ、「受賞の時にいただいた拍手は私にとってのスターターピストルとなりました。ここからまた、走り続けていきたいと思います」と気持ちを新たにしていた。

 同賞は2020年1月1日から12月31日までに、新聞、雑誌、単行本等で優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈呈される賞で、過去には和田竜『村上海賊の娘』(第35回)、辻村深月『ツナグ』(第32回)、柳広司『ジョーカー・ゲーム』(第30回) 佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(第28回)など、数々の話題作が受賞している。選考委員は、伊集院静、大沢在昌、恩田陸、京極夏彦、重松清。

 『第42回 吉川英治文学新人賞』は、加藤のほか、小説『愛されなくても別に』(講談社)の武田綾乃が受賞した。

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