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こま撮り×操演のハイブリットによるミュージカル×アニメーション

ミュージカルショートムービー『ギョロ 劇場へ』(2021)(左より) おじいちゃん、ママ、タクトとオペラグラスのギョロ (C)HoriPro/dwarfの画像

ミュージカルショートムービー『ギョロ 劇場へ』(2021)(左より) おじいちゃん、ママ、タクトとオペラグラスのギョロ (C)HoriPro/dwarf

 NHKキャラクター「どーもくん」、Netflixオリジナルシリーズ『リラックマとカオルさん』などの制作・プロデュースなどを手掛けるストップモーション・アニメーション(以下こま撮り)制作スタジオのドワーフが、ホリプロとミュージカル演出家の宮本亞門とタッグを組んで制作したオリジナルミュージカルショートムービー『ギョロ 劇場へ』がホリプロステージYouTubeチャンネルで公開された。

【動画】ミュージカルショートムービー『ギョロ 劇場へ』

 引越しのお手伝いをする少年タクト。並べられた段ボールの中から偶然見つけた、おばあちゃんの遺品であるオペラグラスが突然動き出す不思議な体験をする。タクトはオペラグラスに詰まったおじいちゃんやママの幸せな思い出に触れることになる。オペラグラスのギョロとの出会いにより、次第に演劇の世界に魅了されていくタクトと家族の交流を描く心温まる物語。

 声優として、鹿賀丈史(おじいちゃん 役)、濱田めぐみ(ママ 役)、柿澤勇人(ギョロ(オペラグラス)役)、中村海琉(タクト 役)らミュージカル作品でも活躍する俳優たちが参加している。

 構成・脚本・歌詞を担当した宮本は「温かい作品ができました! 尊敬するドワーフさんとの新しいコラボは、手作りの愛に満ちたものでした。劇場に行きづらいコロナ禍だからこそ、思い出してほしい舞台の素晴らしさ。世界中のほとんどの劇場が閉まっている今、皆さんにその想いを伝えたく配信します。多くの方に見ていただきたいので、是非シェアしてください」とアピール。

 この作品は、〈逆風の時こそ新しい挑戦を!〉をテーマに、世界に向けたオリジナルミュージカルの創作を目的としたホリプロの「ミュージカル・クリエイター・プロジェクト」の一つ。文化庁が推進する文化芸術収益力強化事業として始動し、日本を代表する演出家の宮本やブロードウェイで活躍する作曲家のジェイソン・ハウランドらが加わってプロジェクトチームを結成。新型コロナウイルスの影響により舞台作品を上演する機会が減少している中、「演劇」「劇場」の素晴らしさを改めて感じてほしいという想いにドワーフも賛同し、今回のコラボレーションが実現した。

 キャラクター開発と、こま撮りと操演を組み合わせた手法による映像制作を担当したドワーフは、かねてから人形アニメーションはミュージカルと相性が良いと考えていたそうで、制作期間の制約がある中で「こま撮り」と「操演」を1本の作品の中で共存させるという大胆なアイデアによるミュージカル映像のプロデュースに挑んだ。

 ドワーフと肩を並べ日本のこま撮りをけん引し、『劇場版 ごん -GON,THE LITTLE FOX-』で第30回日本映画批評家大賞のアニメーション作品賞を受賞したTECARAT(テカラ/太陽企画)もこの試みに意気込みを見せ、制作スタジオとして参加。さらには、映像メディア専門の人形劇・人形制作会社スタジオ・ノーヴァが操演人形の仕掛け制作を、新宿に日本初の人形劇専門劇場を持つ人形劇団プークが操演を担当するなど、新しい映像表現の挑戦に業界屈指のメンバーが集結。

 新型コロナウイルス感染症対策を万全に行ったTECARATのスタジオで、さまざまなサイズの人形を小さなセットの中で試行錯誤しながら操演し、こま撮りで人形に豊かな表情をつけるなど、2つの手法の組み合わせによるユニークで温かみのある映像に仕上がっている。

 映像監督を務めた春山“デビ”祥一は「こま撮り×操演のハイブリットという話が出た瞬間から、燃えるようにワクワクする映像制作の日々でした。最初は諸々の制約をかわすためのアイデアでしたが、CG全盛の映像業界で、二大アナログ技法(あえてそう呼びます)のハイブリッドというチャレンジができたことを映像作家としてとても嬉しく思っています。ミュージカルという、根源的でエネルギーに満ちたエンターテインメントに負けないような表現の可能性が、こま撮りにも操演人形劇にもある!と改めて認識させられる仕上がりになったかと思います」と、コメントしている。

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