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黒柳徹子『窓際のトットちゃん』40周年「今、読み返しても面白い」

「窓ぎわのトットちゃん40周年」オンライン会見を行った黒柳徹子 (C))田川優太郎の画像

「窓ぎわのトットちゃん40周年」オンライン会見を行った黒柳徹子 (C))田川優太郎

 女優の黒柳徹子(87)が30日、「窓ぎわのトットちゃん40周年 黒柳徹子オンライン会見」に出席。『窓際のトットちゃん』(講談社)の刊行から40周年を迎える心境や、今を生きる子どもたちへの思いを語った。

【書影】『窓際のトットちゃん』(著者:黒柳徹子/講談社)

 『窓ぎわのトットちゃん』は、黒柳が自身の小学校時代を描いた自伝的小説で、これまでに全世界で2371万部が発行され、いまも愛読され続けている日本を代表する1冊。最近では、中国で“トットちゃん”ブームが広がり、すでに日本の読者を上回っているそう。「中国とは文化が違いますし、私も中国からたくさんのことを習いましたけれど、中国の方はどういうところが面白いとお思いなのか、聞いてみたいな、って思います」と、黒柳も興味津々だ。

 周りの子どもたちと同じように、おとなしく教室の机に座っていることができなかったトットちゃん。小学校1年生で、通っていた小学校を退学することになってしまい、転校先とし母親が見つけてきたのは、東京・自由が丘にあったトモエ学園。『窓際のトットちゃん』には、本物の電車が教室になっているユニークな学校を作った校長の小林先生が大好きになったトットちゃんの、喜びと発見にみちた小学校生活が綴られている。小林先生がかけ続けてくれた言葉「きみは、本当は、いい子なんだよ」は、いまも黒柳にとってかけがえのない宝物だ。「人の痛みがわかる、人に優しくする、いろんなことをトモエ学園で習って、それを今も実行しているだけなんです」。

 最近、改めて読み返してみたそうで、「けっこう面白いな、と思って。小さな学校に校長先生がいて、子どもたちがいて、身体が不自由な子もいて、みんな仲良くしているという小さなお話しですが、今の時代に合っているのかな、って思う。学校もいろいろ難しいことがあって、先生方も大変でいらっしゃるようですが、できればみんな小林先生みたいな先生でいらしたらいいな、と思います。私のようなちょっと困った子どもをお持ちのお母さまたちもいらっしゃると思いますが、どうにかなるもの」と話した。

 1984年からユニセフ親善大使として活躍している黒柳は、「どんな難民キャンプを訪ねても自殺した子どもはいなかった」と、日本で自殺する子どもがいるという現実や、「学校に行って学ぶことができない、満足に食べられない、親と離ればなれになっている」子どもたちが世界中にたくさんいる現実にも日々心を痛め、「子どもたちに必要なのは、抱きしめてくれる人。それが親であるのが一番いいのだけれど、ほかの誰であってもいいので、子どもを抱きしめてあげてほしい」と思いを寄せた。

 また、黒柳の子どもの頃は、「学校でもどこでも走り回っていた。だから、今、骨も折れないし、元気なのかな。子どもにはうんと歩かせた方が良いと思います。子どもがいきなり走り出すのはそれだけエネルギーがあるということ。走っている子どもがいたら危なくない程度に『いいな』と思って見守ってあげてほしいです」と話していた。

 同書の中は「100歳まで働きたい」といったことも書いてあり、有言実行している黒柳。ライフワークともいえる番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は、1976年に始まり、今年放送45周年を迎えた。50周年の頃には92歳になる。もし番組が終わったら、やりたことがあるという。「政治の勉強して、政治記者になりたいと思っているんです。総理、総理、って質問したい」という夢も語っていた。

 なお、『窓際のトットちゃん』のオーディオブックがあす31日より、Audible(オーディブル)、audiobook.jp などで配信開始となる。”絵本をじょうずに読んであげられるお母さんになりたい”と、NHK放送劇団を志望した黒柳自身による、貴重な朗読音源が蘇る。本編61編中、30編を収録。

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