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ハリセンボン・近藤春菜、卒業後の心境と5年間を支えたコンビ愛「『スッキリ』は私にとって“実家”」

『スッキリ』卒業後の心境を語ったハリセンボン・近藤春菜 (写真:草刈雅之)(C)oricon ME inc.の画像

『スッキリ』卒業後の心境を語ったハリセンボン・近藤春菜 (写真:草刈雅之)(C)oricon ME inc.

 3月で、5年間サブMCを務めた情報番組『スッキリ』(日本テレビ系、月~金前8:00)を卒業した、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜。最終日のオンエア後は、SNSに「もらい泣きした」「最後まで笑顔をありがとう」などたくさんのコメントが溢れ、トレンドワード入りも。就任時は、自分がいる意味を考えて悩んだこともあったというが、日々思いを率直に伝える真摯な姿は多くの視聴者の胸に響き共感を呼んだ。卒業直後の彼女に、今の心境と今後への思いについて聞いた。

【写真】近藤春菜が下着カタログ“表紙”飾る 紗栄子を意識?

■愛しい時間がさらに増えた卒業までの3ヵ月間「5年間いられた幸せと、愛を実感しました」

――まずは、『スッキリ』を卒業した今の心境を伺えますか?

【近藤春菜】率直に言うとまだ実感が沸かないんです。演者さんやスタッフさんを始め、皆さんへの思いが溢れすぎて、伝えきれていないんじゃないかって言うフワフワした気持ちで。きっとこの後、新しい『ZIP!』や『スッキリ』を観て、実感していくんだろうなと思っています。

――最後の挨拶も、涙を堪えながらひと言ひと言大切に話されている姿が印象的でした。

【近藤春菜】卒業までにいろいろなサプライズをしていただいて、泣くつもりはなかったのに溢れ出てしまうことが多かったんですよね。でも、『スッキリ』が笑顔で送り出そうとしてくれているのが伝わったので、最後は笑顔で終わろうと。でもやっぱり挨拶をしながら込み上げてきて、耐えながらお話しました。

――最後の「クイズッス」で“ステラおばさんのクッキー”の店員さんがVTR登場した際には、「最高すぎる」「朝から笑いすぎて楽しい気分になった」と、SNSトレンドワード1位に上がっていました。

【近藤春菜】本当ですか?(笑)。私もメッセージをいただけて嬉しかったですし、ノリが良くて最高でした。社長からも、「これからは本業のクッキー作り頑張ってください」っていうお手紙をいただいて、ひとりで「いやステラおばさんじゃねーよ!」ってツッコんでしまいました(笑)。

――卒業に向けて、スペシャルライブや著名人の方からのメッセージなど、サプライズ企画も多かったですよね。

【近藤春菜】本当に嬉しかったですし、企画して動いてくださったことにたくさんの愛を感じました。5年間いられた幸せを実感するとともに、自分にとって愛おしい時間がどんどん増えていった感じでしたね。

――最終日前日のスペシャルライブは、加藤(浩次)さんが企画して下さったとか。

【近藤春菜】しんみりしないで、明るく送り出したいとおっしゃってくださったみたいで。その心遣いが胸に響きましたし、出てくださった皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。背中を押してもらえて、これからもっと頑張らなきゃと思いました。

――最後の挨拶で、加藤さんから「春菜を守っていたつもりが、逆に守られていた」という言葉もありました。

【近藤春菜】加藤さんは、伝えるのが難しい状況の時も、常にどうやったら伝わるのかを身を削りながら考えていて。その背中を見てたくさんのことを学びましたし、私の方こそ守られていたと思います。

――終わったあとは、何か言葉は交わされましたか?

【近藤春菜】スタッフさんが花道を作って送り出してくださったんですけど、加藤さんのことはちょっと見失って(笑)。でもまた別の現場でもご一緒すると思うので、その時を楽しみにしています。

■人生で忘れることのできない濃い5年間「加藤さんは狂犬ではなくチワワ?(笑)」

――サブMCを始めた当初は、戸惑いもあったのではないでしょうか?

【近藤春菜】そうですね。バラエティーの時は本心じゃなくても、“ウケる”ほうを選んだりするんですけど、情報番組の場合は違うんですよね。つらい思いをされている方にどう寄り添えるかだったり、観ている方に事実をどう伝えるかを考えなければならないので、それまでのお仕事とは全然違いました。自分の無力さを実感して、自分にできることはなんだろうって答えを出すのに時間がかかりました。

――その戸惑いは、どうやって解消していったのでしょうか?

【近藤春菜】やっぱり加藤さんの存在がすごく大きかったです。発言したことがSNSでニュースになったりすると、どこかで気にして当たり障りのないコメントになってしまいがちで…。でも加藤さんが、「春菜は春菜でいいんだから、思ったようにやればいい」って言ってくれたんです。

――確かに発言への反響はかなり大きかったと思いますが、炎上することへの怖さや思うところはありましたか?

【近藤春菜】友だちにも話を聞いてもらっていましたし、心配してくれる人もいて。その中の一人が、「本当に自分が思ったことを言ったのなら、炎上してもいいじゃん」って言ってくれたんですよね。それだけ自分のことを世間に発信できたってことだし、当たり障りのないことを言って何も起こらないより、自分が思ったことを伝えたほうがいいって。確かにそうだなと思ったし、出演者の皆さんやスタッフさんが真剣に番組に向き合ってる姿を見たら、自分もきちんと意見を伝えて、やるべきことをやろうと気持ちを変えることができました。

――番組のみなさんへの信頼も大きかったんですね。

【近藤春菜】“何があっても大丈夫”っていう信頼の元やらせていただいていました。「クイズッス」のコーナーに切り替わって、バラエティーモードになった時の天の声さんへの安心感も大きかったです。自分を素直に表現したり、ふざけられる場でもあったので(笑)。天の声さんには、本当にたくさん助けてもらいました。

――加藤さんとの関係は、この5年間で変化しましたか?

【近藤春菜】番組をやるまではプライベートでもお付き合いはなかったですし、最初は気持ち的には他人というか(笑)。眉間にシワを寄せていると「怒ってるのかな?」って、びびっているところがあったんです。でも月日が経つにつれ、それはただのクセで、むしろご機嫌の時もあって。そういうのが分かってくると、本当に家族のような気持ちで、「お父さん不器用だから伝わってないな~」って気分になりました(笑)。

――春菜さんから見た加藤さんはどんな方ですか?

【近藤春菜】こんなこと言ったら営業妨害かもしれませんが、狂犬って言われているからドSなイメージがあると思うんですけど、わりとチワワなかわいらしいところやドMなところもいっぱいあって(笑)。すごくギャップのある方だと思います。

――水卜麻美アナウンサーへは、どんな思いがありますか?

【近藤春菜】水卜ちゃんは『ヒルナンデス!』の頃からずっと一緒で、本当に近い存在でした。現場を明るく華やかにもしてくれるし、クレバーで仕事ができる方。私と加藤さんがふざけすぎたところをちゃんと軌道修正もしてくれて、すごく助けられました。

――番組卒業はご自身で申し入れたと伺いましたが、どういった思いがあったのでしょうか?

【近藤春菜】この5年間、日々色々なニュースがある中で、今まで向き合ってこなかったようなことにも向き合うようになって。人としても、芸人としても成長できたんじゃないかなと思ったんです。年齢的にも30代後半になりましたし、『スッキリ』という愛情ある温かい場所から巣立って、新しいチャレンジをしてみようと思いました。

――改めて、春菜さんにとって『スッキリ』はどんな存在でしたか?

【近藤春菜】最後の最後に思ったのは、もう“実家”だなって。入りたての頃は、「もしかしたら全日制の厳しい寮に入ってしまったのかも」という気分でしたが(笑)、実家のように温かく見守ってくれる場所にどんどん変わっていきました。親や兄弟がいて、いざという時は守ってくれる感覚。“第2の実家”ができたという意味で、とてつもなく濃い5年間でしたし、人生の中で忘れることのできない場所です。

■相方は寄り添って生きていく愛しい存在「1人で出演していてもコンビ」

――おひとりでの出演は、コンビでの活動とだいぶ気持ちが違ったのではないでしょうか?

【近藤春菜】でも、ひとりで出ていても“ハリセンボンの近藤春菜”を背負っている気持ちは変わらないんですよ。私がきちんと仕事をしたら、コンビとしても評価してもらえるんじゃないかと思っていたので。はるかも、『スッキリ』は録画して深夜に観てくれてるんです。1.5倍速ですけど(笑)。

――コンビ愛ですね。

【近藤春菜】昼夜逆転しなければリアルタイムで観られるんですけどね(笑)。でも、「春菜がどういう仕事をしてるのかとか、どういう思いでやっているのかを見ておかないと」って言ってくれたので、出演は1人だけど、2人でやっている気持ちでした。

――お話を聞いていると、春菜さんの“ハリセンボン愛”を感じます。

【近藤春菜】気がついたら、はるかとはもう18年近く一緒にいますからね。おばさん2人寄り添って支え合いながら生きていかないとっていうのもあるし(笑)、愛おしい存在でもあって。でも、ずっと新鮮なんですよ。はるかは今まで生きてきた中で出会ったことがないタイプで、自分には持っていない発想を持っているから面白いんです。

――最後になりますが、今後やってみたいことはありますか?

【近藤春菜】やっぱり、“実家”の人たちにいいところを見せたいじゃないですか。だから、いつか『スッキリ』のトップニュースで扱ってもらえるように頑張りたいです。あとは、世の中の状況が落ち着いたら、ハリセンボンでロケに行ったり、ライブでお客さんと触れ合いたいですね。個人としても、お芝居だったり、いろいろなことに挑戦できたら嬉しいです。生きづらいこともある世の中で、様々な思いを抱える人たちに寄り添えるような、そしてその人たちが笑ってくれるように活動の幅を広げていけたらと思っています。

(取材・文/辻内史佳)

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