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映画『ノマドランド』一般のノマドに溶け込む主演女優の完璧な役作り

映画『ノマドランド』(3月26日公開)主人公ファーン(フランシス・マクドーマンド) (C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.の画像

映画『ノマドランド』(3月26日公開)主人公ファーン(フランシス・マクドーマンド) (C)2021 20th Century Studios. All rights reserved.

 サーチライト・ピクチャーズの最新作『ノマドランド』が26日より全国公開される。本作は、アカデミー賞の前哨戦のひとつである「第78回ゴールデン・グローブ賞」で、作品賞(映画・ドラマ部門)、監督賞(映画部門)の主要2部門を制し、クロエ・ジャオは初の監督賞ノミネートにして、初受賞の快挙を果たした。先日発表された、本年度アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演女優賞、脚色賞、撮影賞、撮影賞の主要6部門にノミネートされるなど圧倒的な注目を集めている。このたび、Amazonの発送センターやカブの収穫工場で働いて役作りした主演女優フランシス・マクドーマンドが、一般のノマドのなかに完璧に溶け込んだ驚きの本編映像が解禁された。

【動画】映画『ノマドランド』本編映像

 企業の破たんと共に、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーン(フランシス・マクドーマンド)は、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド=放浪の民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。

 今回解禁されたのは、マクドーマンド演じるファーンが、ノマドの友人リンダに誘われて、ノマドたちが集まってコミュニケーションを交わすイベント”RTR(Rubber Tramp Rendezvous)”に参加するシーンの一部。

 最初は不安な表情を浮かべているファーンだが、リンダやイベントで出会った新たな友人スワンキーともに交流していくなかで、次第に笑顔を見せていく。アメリカ各地からノマドたちが集まるイベントということもあり、本シーンには大勢のノマドたちが登場するが、なんとプロの俳優は主人公のファーンを演じたマクドーマンドと、デイヴを演じたデヴィッド・ストラザーンのみで、ファーンと仲良く会話するリンダや、一緒に炊き出しに並ぶギプスをつけたスワンキー、さらにはイベントの主催としてトークをするボブ・ウェルズを含む登場人物は、全員が一般のノマドたち。集団で見ると一見どこにマクドーマンドがいるのかもわからない、“完璧な役作り”でノマドに溶け込むマクドーマンにまず驚いてほしいシーンだ。

 ノマドの生き様をリアルに体現するための役作りのひとつとしてマクドーマンドは自らノマドの労働に身を投じたそう。「Amazon社の発送センターで、アカカブの収穫工場で、観光客向けのカフェで、国立公園のキャンプ指導員として、ファーンであるわたしも、実際に働くひとたちに混じりながら、働きました。ほとんどの場合、一介の従業員としか思われていませんでした」と、さまざまなエリアで労働に励んでいた様子。

 さらに「高齢者が働くことの肉体的な限界と苦痛、と同時に、働くこと、キャンプ指導員として自然のなかで暮らすこと、生きる目的をもつこと、そして、こうした仕事から収入を得られることの喜びを演じようとしました」と役作りに込めた自身の想いを語っている。

 クロエ・ジャオ監督は「マクドーマンドはいつまでも役柄について悩み続けるような女優ではありません。身体で理解していくタイプなのです。実際に手に触れて納得していくのです」と分析。マクドーマンドがノマドとしてリアルに息づいている様子を目の当たりにした海外評論家からは「マクドーマンドの顔はまるで“動く国立公園”のようだ」という評価も。『スリー・ビルボード』に続き、3度目のアカデミー賞主演女優賞への期待も高まっている。

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