
「弥五郎伝説の里」の桜と弥五郎どん銅像/写真提供:曽於市役所
道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里
ビストロ・ナオ
「春野菜とアサリのパスタ」(要予約)のタケノコは市内産の有機栽培のもので焼き目が香ばしい。旬の味をどうぞ。
ザ・昭和!! 懐かしい雰囲気の巨木群と小学校跡
スダジイの巨木群は、笠祇神社と旧折田小学校の間に。小さな社、小学校跡に残る二宮金次郎像と、懐かしい昭和の雰囲気。
ここから、ゆる旅スケッチの世界をお楽しみください。
桜が彩り…巨大弥五郎どん
東九州自動車道を「曽於弥五郎」インターで下りる。曽於市大隅の市街地に入ると、道の両側に立つ“巨人”の姿に目がくぎ付けに。大隅のシンボル弥五郎どんをかたどった街灯だ。すぐ右手の丘には、さらに巨大な銅像がそびえるのに気が付く。弥五郎どんへの愛着がビシビシと伝わってくる。

弥五郎像が立つ丘の周囲を彩る桜/イラスト:張 佐和子
銅像は高さ15メートル、重さ39トン。ぎょろ目に、むき出した歯を間近に見上げるとなかなかの迫力だ。この銅像が立つのが「道の駅おおすみ弥五郎伝説の里」。20ヘクタールの敷地に、特産品販売所「農土家市」や芝生広場、遊具、入浴施設「弥五郎の湯」などが散らばる。そして「約1,200本が植えられている桜の名所なんです」と曽於市役所大隅支所の泉辰紀さん。
3月25日から4月2日まで「桜まつり」を開催予定で、期間中バーベキュー道具が持ち込めるほか、2日は弥五郎太鼓などの催し物がある。
ところで弥五郎どんといえば毎年11月3日、岩川八幡神社の祭りで街を練り歩く身の丈4m85cmという大男。弥五郎伝説の里内の「弥五郎まつり館」には実物大レプリカが展示されている。果たして弥五郎どんの正体は? 気になる人は立ち寄ってみて。(徳重里香)
道の駅 おおすみ弥五郎伝説の里
- 曽於市大隅町岩川6134-1[MAP]
- TEL:099-482-5666
- 営/9:00~19:00
- 休/1月1日
- P/あり
桜まつり期間(3/25~4/2)は焼肉セット一式の貸し出しあり(要予約、300円)。肉、炭等は購入が必要。
詳しくは曽於市役所大隅支所=099-482-5950
ここでいっぷく
新鮮素材、こだわりランチ
「ビストロ・ナオ」はランチにおすすめ。パスタ、ピザのほか、オムライスなど洋食系から選べ1,080円。季節のランチコース(2,160円)は要予約でこの時期は「春野菜とアサリのパスタ」がメイン。長崎県から取り寄せるアサリはうま味が濃く、ドライトマトの酸味が効いている。「契約農家の無農薬野菜など新鮮な素材を求め、手作りにこだわっています」とシェフの山田直之さん。

季節の素材を生かしたコース
店は大隅市街地から志布志方面へ抜ける県道沿い、「八合原」交差点に立つ。お隣のファミリーレストラン「かざぐるま」はシェフの実家で、地元に40年近く根付く店。ともに市内外からファンを呼んでいる。

Bistro NAO(ビストロ・ナオ)
- 曽於市大隅町下窪町157[MAP]
- TEL:099-482-5811
- 営/ランチ=11:00~L.O.14:00、ディナーは要予約(18:00~21:00)
- 休/水曜
- P/20台、大型可
見つけた!
鹿児島県下最大といわれるシイの木“スダジイ”
幹回りが10メートルを超え、シイの木で県下最大と云われているスダジイが、曽於市大隅の折田集落入り口にある。笠祇神社と折田小学校跡地周辺に群生する巨木の1本。道路を挟むものの、「アニメ『もののけ姫』をほうふつとさせる神秘的な空気が漂う」などと評判。

曽於市を構成する財部、大隅、末吉の旧3町の一文字を取った「幸運の『財大吉(たからだいきち)』神社巡り」クイズラリー(3/31まで)のポイントにもなっている。さて、巨木は全部で何本あるでしょう?
スダジイの巨木群
- 曽於市大隅町中之内3026-2
- 問/曽於市観光特産開発センター
- TEL:0986-28-0111

南日本新聞曽於支局長
園田 尚志(42)のおすすめ
3月はイワツツジも
広大な田畑が広がり、車窓から牛を見かけることも。曽於市を車で走るとのどかな気分になる。弥五郎伝説の里では、3月中旬にイワツツジが見ごろを迎え、下旬には桜が咲く。市内には3つの道の駅があり、肉や農産物の直売所も点在する。「ゆる旅」にはぴったりだ。
- 曽於市データ
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- 人口:37,445人(2017年1月現在)
- 面積:390.39km2
2005年、末吉、大隅、財部の3町が合併。
曽於市のココがスゴい!
ユズ、白菜、やごろうすいか、黒毛和牛、黒豚などが特産。公認キャラクターはソーセージみたいな「そお星人」。