
五味調和の必要性、食養の大切さ…
この連載も今回で最後となります。漢方の師匠に入門して、最初に言われたのは「食べ物は土台だ。どんな良い薬を飲んでも、食生活が悪ければ治りませんよ」ということでした。味に意味があるという五味調和の必要性、食養の大切さの啓発普及が使命となりました。その中で気付いたのは鹿児島は食の宝庫で、県民はそのことを知らなすぎるということです。家庭の食卓を見直してみてください。
中年以上の方にお勧めは八味地黄丸
気軽に「××病に○○湯」と病名で処方したり、口コミで購入したりするのは、副作用が起きやすくなり危険です。必ず、漢方を勉強している医師、薬剤師などに相談してください。漢方薬はその人それぞれの体質などを見て選ぶものだからです。中年以上の方にお勧めは八味地黄丸(はちみじおうがん)です。目や耳の老化、夜中にトイレにいくのを防ぎます。最後に、長い間読んでいただいてありがとうございました。
教えてくれた人

笑漢堂薬局 川畑耕平さん
- 鹿児島市郡元3-4-31[MAP]
- TEL:099-214-2210
- 営/9:00~19:00
- 休/日曜