
新ゴボウと牛すね肉のシチュー/[料理撮影]石川 美香
素材の相性抜群。食べ応えのあるビーフシチュー…
香りの良い新ゴボウと牛すね肉を煮込んだビーフシチューは、食べ応えがあっておもてなしにもぴったり。パンやごはんにも良く合います。
肉に赤ワインとスパイス、ハーブを使って香りを付けてから煮込みます。
トマトペーストを使いますが、みそで代用しても風味豊かに仕上がります。

門倉多仁亜の旬を食べるレシピ
- ~材料~(4~6人分)
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- 新ゴボウ:2本
- タマネギ:1個
- セロリ:1本
- 月桂樹の葉:2枚
- タイム:2枝
- サラダ油:大さじ2
- 砂糖:大さじ1
- コンソメキューブ:1個
- 好みで片栗粉:適量
- 牛すね肉:500g
- ニンジン:2本
- パセリ:1枝
- 粒こしょう:4粒
- 赤ワイン:300ml
- 麦みそ:大さじ2
- 小麦粉:大さじ1
- 塩・こしょう
- ~作り方~
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- タマネギ、ニンジン(1本)、セロリは粗みじん切りにする。肉は食べやすい大きさに切る。
- ①と月桂樹の葉、粒こしょう、パセリの茎(葉はみじん切りにして残しておく)、タイム、赤ワインを密閉袋に入れ、空気を抜いて時々裏返しながら冷蔵庫で一晩寝かす。
- 料理の1時間前に②を冷蔵庫から取り出しザルを載せたボウルに開け、肉、野菜、ワインに分ける。肉と野菜はペーパータオルで水気を拭く。ボウルに残ったワインを鍋に入れてゆっくり沸騰させ、ボウルにキッチンペーパーを敷いたザルを載せてワインをこして、あくを取る。
- 圧力鍋にサラダ油を熱し、塩・こしょうをして小麦粉をまぶした肉に焼き目を付け、いったんバットに取り上げる。
- ③の野菜を圧力鍋に入れて熱し、しんなりしてきたらみそ、砂糖を加えて香りが出るまで加熱する。
- ⑤に③のワインを注ぎ、鍋底を洗う。肉を戻し入れ、肉がひたひたつかるぐらいの水で溶いたコンソメスープを加え、超高圧で13分煮込んで急冷する。
- ⑥の肉が崩れないように、バットなどに取り上げてからザルでこす。野菜はとろみになるのでできるだけ潰してこし、ザルに残った分は捨てる。こした汁を鍋に戻し、皮をむいて食べやすい大きさに切ったゴボウと残りのニンジン、肉を入れて超高圧で2分煮込みそのまま冷ます。
- 塩・こしょうで味を調え、好みで水溶き片栗粉でとろみをつける。皿に盛り付け、②のパセリの葉を散らす。
教えてくれた人
料理研究家
門倉多仁亜(かどくら たにあ)さん

ドイツ人の母、日本人の父の間に1966年、神戸で生まれる。父親の転勤に伴い、幼少期は日本、ドイツ、アメリカで過ごす。国際基督教大学卒業後、東京のドイツ系証券会社に入社。鹿屋市出身の夫の留学先のロンドン在住時に、子供の頃から興味のあった料理と製菓を、料理学校ル・コルドン・ブルーで学ぶ。
料理教室を開くほか、テレビや雑誌などでドイツのライフスタイル全般を紹介。2009年に夫の実家がある鹿屋市に家を建て、毎月、東京から帰省して鹿屋での暮らしを楽しんでいる。