
シュニッツェル(豚肉を薄く延ばしてサクサクに揚げ焼きした料理)
豚肉をサクサクの揚げ焼きに!
ドイツと鹿児島の共通の食文化といえば豚肉をよく食べること。
鹿児島産の豚肉はトンカツにしてもおいしいですが、ドイツでは、豚肉を薄く延ばしてサクサクに揚げ焼きした料理“シュニッツェル”がよく食べられます。
付け合わせにはマヨネーズを使わない、あっさりとしたポテトサラダを添えます。

このレシピは「南日本新聞生活情報誌 てぃーたいむ」2014年5月号に掲載されたものです。
門倉多仁亜の旬を食べるレシピ
- ~材料~(2人分)
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- シュニッツェル
- 豚ロース肉(厚さ1.5cm):2枚
- パン粉:大さじ6
- パルメザンチーズ:大さじ3
- 塩・こしょう:適量
- 小麦粉:適量
- 溶き卵:1個分
- サラダ油:適量
- レモン:適量
- ポテトサラダ
- ジャガイモ:2、3個
- 玉ネギ:1/4個
- ピクルス(甘くないもの):40g
- ピクルスの漬け汁:大さじ1/2
- マスタード:小さじ1/2
- サラダ油:大さじ1
- ブイヨン:50ml
- 塩・こしょう:適量
- 砂糖:小さじ1/4
- パセリのみじん切り:少々
- ~作り方~
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- ジャガイモをよく洗って鍋に入れ、かぶるくらいに水を加える。塩を加えて沸騰させ、15分ほどゆでる。
- 玉ネギはみじん切りに、ピクルスは2、3mm角に切ってボウルに入れ、ピクルスの漬け汁、マスタード、サラダ油、ブイヨン、塩、こしょう、砂糖、パセリをまぜてドレッシングを作る。
- ①のジャガイモを鍋から取り出して熱いうちに皮をむき、5mm幅に切って②に加えてあえ、30分以上おいて味をなじませる。
- バットにパン粉を入れて手でもんで細かくし、パルメザンチーズをまぜる。
- 豚肉は筋を切り、ラップに包んで麺棒などでたたいて薄く延ばし、塩、こしょうを振って小麦粉、溶き卵を付け、④をしっかり付ける。
- フライパンに深さ1.5cmほどの油を入れて180度に熱し、⑤を揚げ焼きにする。両面がきつね色になったら取り出して油を切る。皿に盛って、③のポテトサラダとレモンを添える。
教えてくれた人
料理研究家
門倉多仁亜(かどくら たにあ)さん

ドイツ人の母、日本人の父の間に1966年、神戸で生まれる。父親の転勤に伴い、幼少期は日本、ドイツ、アメリカで過ごす。国際基督教大学卒業後、東京のドイツ系証券会社に入社。鹿屋市出身の夫の留学先のロンドン在住時に、子供の頃から興味のあった料理と製菓を、料理学校ル・コルドン・ブルーで学ぶ。料理教室を開くほか、テレビや雑誌などでドイツのライフスタイル全般を紹介。2009年に夫の実家がある鹿屋市に家を建て、毎月帰省して田舎暮らしを楽しんでいる。