
タンカンのパウンドケーキ
香りも味もたまらまい…
世界で一番好きなフルーツ、タンカン。皮は薄くてむきやすく、さわやかな香りが部屋中に広がり、甘酸っぱくてジューシー。
わが家では毎年、屋久島をはじめ鹿児島産のタンカンを鹿屋から数箱送ってもらい、毎食後に楽しんでいるほどです。お世話になった人へも贈って喜ばれています。

このレシピは「南日本新聞生活情報誌 てぃーたいむ」2014年2月号に掲載されたものです。
門倉多仁亜の旬を食べるレシピ
- ~材料~(600mlのパウンド型1台分)
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- 薄力粉:135g
- ベーキングパウダー:2g
- 無塩バター(室温にもどしておく):85g
- グラニュー糖:70g
- 溶き卵:1と1/2個
- タンカンの皮のすりおろし:少々
- 牛乳:大さじ1~2
- シロップ
- タンカンの搾り汁:60ml
- タンカンの皮のすりおろし:少々
- グラニュー糖:30g
- ~作り方~
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- 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて振るっておく。
- ボウルにバターとグラニュー糖を入れ、泡立て器で白っぽくなるまでまぜる。卵を3回に分けて加えまぜ、タンカンの皮を加える。ゴムべらで①を3回に分けて加えまぜ生地を作り、硬ければ牛乳をまぜる。
- 型の内側にバター(分量外)を薄く塗り、薄力粉(分量外)をはたく。②を型に流し入れ、まな板などに軽くたたきつけながら空気を抜いて表面を平らにし、180度に温めたオーブンで40分焼く。
- タンカンの搾り汁と皮、グラニュー糖をまぜてシロップを作る。
- ③が焼けたら、温かいうちに竹串で20カ所ほど穴を開けて④のシロップをかけ、1時間ほどおいて染み込ませる。
教えてくれた人
料理研究家
門倉多仁亜(かどくら たにあ)さん

ドイツ人の母、日本人の父の間に1966年、神戸で生まれる。父親の転勤に伴い、幼少期は日本、ドイツ、アメリカで過ごす。国際基督教大学卒業後、東京のドイツ系証券会社に入社。鹿屋市出身の夫の留学先のロンドン在住時に、子供の頃から興味のあった料理と製菓を、料理学校ル・コルドン・ブルーで学ぶ。料理教室を開くほか、テレビや雑誌などでドイツのライフスタイル全般を紹介。2009年に夫の実家がある鹿屋市に家を建て、毎月帰省して田舎暮らしを楽しんでいる。