
SOUVENIR(スーベニア)のカレー
蒲生八幡神社の大クスや、武家屋敷通りなど歴史と風情を感じる姶良市蒲生町。最近ではカフェも増え、市内外から訪れる人も多いのだとか。大クスのパワーを浴びたり、散策したり・・・何度も訪れている町ですが、行くたびにほっとできる場所です。(育)
SOUVENIR
蒲生八幡神社の参道入り口にある雑貨店・カフェ「SOUVENIR(スーベニア)」。おいしくて見た目も美しいカレー(=写真上)は、スパイス加減が絶妙!!
花柄の壁紙やステンドグラスなどアンティーク調の店内インテリアにこだわりを感じます。
蒲生八幡神社と日本一の巨樹・蒲生の大クス
周囲の緑と、朱色の社殿との対比が美しい蒲生八幡神社。根周り33m、幹周り24m、高さ30mの『日本一 蒲生の大クス』は、弱った枝葉を落とす“治療”で再び元気を取り戻した。
有機栽培トマトゼリー
材料から包装まで、『蒲生三昧』のトマトゼリー。5個セットは贈り物にぴったり!!
ここから、ゆる旅スケッチの世界をお楽しみください。
大クスの力に癒やされながら
蒲生八幡神社の鳥居をくぐり参道を歩く。鳥のさえずりの中、深緑の葉やコケを身にまとった大クスが姿を現すと、そこはもう別世界だ。朱色の社殿との対比も美しく、神秘的な空気に包まれる。根周り33m、幹周り24m、高さ30m。空に向かって枝を広げた日本一の巨樹は1500年以上もの間、人々を見守り続けてきた。
昨年の台風と大雪の影響で葉が少なくなった時期もあったが、弱った枝葉を落とす“治療”で再び元気を取り戻したという。同神社には学問・芸術や安産の神が祭られており、最近の「御朱印ブーム」とも相まって多くの人々が参拝に訪れている。
モミジやイチョウが色づき始め、ますます情感豊かな秋の神社。恒例の「日本一大楠どんと秋まつり」が今年は11月27日(日)に開催される。境内では韓国の国立伝統芸術高校の学生による演舞や、蒲生郷太鼓坊主の迫力のある演奏も。

ステージでは韓国の伝統芸能も/イラスト:張 佐和子
また、隣の蒲生小学校校庭ではアイガモレースや、ウッドクラフト、黒毛和牛即売会など行事が盛りだくさんだ。実行委員会の姶良市役所蒲生地域振興課、森永祐美さんは「共生・協働によりみんなで作り上げてきたお祭りです。楽しんでいただけたら」。蒲生の魅力を満喫したい。(代宮司育代)
ここでいっぷく
スパイスが絶妙!おしゃれカレー

絶品カレー
花柄の壁紙やステンドグラスなどアンティーク調の店内インテリアにこだわりを感じる雑貨店・カフェ「SOUVENIR(スーベニア)」。蒲生八幡神社の参道入り口にある。
フードコーディネーターの資格を持つ海木(かいき)渚さんが作るカレーがおいしいと評判だ。
市販のルーや小麦粉を使わず、スパイスの調合から手がけるインドカレー。
この日は、ココナッツミルクを使ったチキンカレーに、サツマイモのスパイス炒めが添えられていた。
まろやかで程よく辛いルーと柔らかなチキンの相性が抜群。盛り付けも美しい絶品カレーだ。
チャイやコーヒーと共に蒲生時間をゆっくり過ごしたい。

SOUVENIR
スーベニア
- 姶良市蒲生町上久徳2307-5[MAP]
- TEL:090-1950-2556(海木さん)
- 営/12:00~18:00(OS17:30)
- 休/月曜、不定休あり(下記fb参照)
- fb/@souvenir.cafeteria
見つけた!
有機栽培トマトを使ったトマトゼリー

蒲生町米丸のハウスで「西農場」が作った有機栽培トマトを使ったトマトゼリーを見つけた。ほのかに甘く、後味はさっぱり。トマトの種のプチプチとした食感がアクセントだ。
「トマトを生産する中で出る傷物をおいしく生まれ変わらせたい」と西由紀子さんが開発した。包装は“花嫁衣装”をイメージし、使う和紙やロゴを押したはんこもすべて蒲生の職人たちによるもの。
1個320円。蒲生観光交流センターなどで販売している。贈り物には5個セット1,600円(箱入り)も。
蒲生観光交流センター
- 姶良市蒲生町上久徳2308-1[MAP]
- TEL:0995-52-0748
- 営/9:00~17:00
- 休/なし

南日本新聞姶良支局長
山下 博行(49)のおすすめ
「住みよさ」県内1位
高速道路やJR日豊線が走り、空港も近い姶良市は、2016年の「住みよさランキング」で県内1位になりました。都市部と田園地帯が共存、融合する風景も魅力の一つです。姶良から眺める桜島は優しく見える、と言われます。豊かな自然、食、文化、歴史を体感しに来ませんか。
- 姶良市データ
-
- 人口:76,644人(2016年11月現在)。うち蒲生地区は6,648人
- 面積:231.25km2
2010年、姶良町、加治木町、蒲生町が合併して姶良市に。