
ブーランジェリー・クープのパン
おいしさのため、種類ごとに生地を変える…
いちき串木野の市街地。黄色い看板が目を引く。鹿児島市の名店で修業を重ねた野崎克洋さんが店を開いたのは2003年。店名の「COUPE」はフランスパンの表面の切り込み(線)の意味で“お客さまとの縁をつないでいきたい”という思いを込めた。
製造にはルヴァン種を用いた自家製天然酵母を使い、できる限り添加物を使わず“優しいパン”作りを心がける。「本来のおいしさを知ってほしい」と、種類ごとに生地を変えるこだわりも。「ここの食パンを食べて、パンがおいしいと知った」と通い続けるお年寄りもいるという。
アイデアと技、愛情がたっぷり…
ビス生地をのせてサクッと焼いたクリームパン150円、ベーコン・チーズ・ホウレンソウを挟んで焼いたソフトフランスパン「職人の昼食」190円、量り売りのプチパンなど価格もリーズナブル。
人気の食パンは、パンドミや米粉パンなど6種。健康志向の人に人気というグラハム食パンは全粒粉を前日に仕込むという。「少し癖のあるにおい、後味を抑えたサクサクの食感を楽しんでもらいたい」。ひとつひとつに食べる人を思う愛がたっぷりだ。
お客さんにさりげなく声をかける妻、愛さんの笑顔も、優しいパンに花を添える。
ブーランジェリー・クープ
- いちき串木野市旭町3-1[MAP]
- TEL:0996-32-6560
- 営/7:00~19:00
- 休/水曜
- P/あり