
自分は自分のままでいい…
「『ブルーハーツは俺たちの教科書だ』って仲間内で言ってるんですよ」と話すのは、画家でありアートイベントの企画、バンドマン、バーのライブスタッフと、さまざまな顔を持つ末松大さん。ファーストアルバム『ザ・ブルーハーツ』に収録の「街」が特に気に入っているという。
1987年にデビューしたパンクバンド、ブルーハーツ。誰もが歌えるわかりやすいメロディーと前向きな歌詞が世代を超えて愛され続けている。
末松さんとブルーハーツとの出会いは保育園で歌った「リンダリンダ」の記憶だ。中学卒業の頃にCDを買ってから30代になった今まで、自分を見失いかけたときに聴いてきた。
「ブルーハーツは原点で、心のよりどころ。自分は自分のままでいいと教えてくれた特別な存在です。たまに聴きたくなるんですけど、ずっと聴き続けるだろうな」。口調は穏やかだがハートは熱い。これからの人生も「教科書」があれば心強いはず。