
川原克己さん(左)と瀬下豊さん
大隅半島の高校球児が人気お笑いコンビに。目指すは「スーパースター」
◆ON “ウケ狙いより本当に面白いものを”
―川原―
瀬下とは高校は違いましたが野球部同士ということもあり、親しくしていました。卒業後、芸人を目指した先の大阪で、大工をしていた瀬下と偶然再会し、仲間4人で共同生活を始め、瀬下と一緒にNSCに入りコンビを組みました。
野菜市場でアルバイトをしながらの芸人修業で寝る間もない日々でしたが、やめたいと思ったことは一度もありませんでした。辛かったのは睡眠不足ぐらいで、お笑いでやっていくという気持ちは全くぶれませんでした。お笑いが大好きだったし、根拠はないけれど必ずやっていけるという確信がずっとありました。
今年から拠点を東京に移しましたが、ウケだけを狙ったネタ作りはしないというスタンスは変わりません。売れる、売れないは運の要素も大きいし、お金がもうかることよりも、どれだけ面白いものをつくれるかにこだわりたいと思っています。
―瀬下―
自分が芸人になるなんて考えたこともありませんでしたが、川原のことは高校時代から「すごく面白い奴、将来絶対売れる」と思っていました。自分が相方でいいのかな? と、いまだに思っています。
ネタは全部、川原が作るのですが、出来上がるのがいつも公演2、3日前。しかもざっくりした内容を口頭で伝えられるだけなのでぶっつけ本番に近くて、いつもドキドキさせられています。でも、川原のセンスには全幅の信頼をおいています。結成してからの13年はあっという間でしたが、これからも自分ができることを一つ一つ、体当たりでやっていこうと思っています。
地元の高校を卒業後、2003年4月に大阪でコンビ結成。吉本総合芸能学院(NSC)大阪校26期生として学んだ後、06年BGO上方笑演芸大賞新人賞、09年ABCお笑い新人グランプリ最優秀新人賞、13年キングオブコント3位、13年ABCお笑いグランプリ優勝。16年春から拠点を東京に移し、テレビやライブで活躍中。単独ライブ「大開運ライブ」を8月5日に東京・ルミネtheよしもとで開催予定。
◇OFF “家族と愛猫のために”
―川原―
猫を3匹飼っていますが、留守番が多いし部屋が狭いのでストレスを溜めていないかが心配。猫たちが伸び伸びと過ごせる広い部屋に住むことが、仕事以外での今の目標です。
―瀬下―
結婚して子供も生まれたし、両親も年を取ったので、これからは家族に楽をさせてあげたいです。やりたいことをさせてもらい、ずっと応援してもらった恩返しをしていきたいです。
10問10答
※ 川 は川原さん、 瀬 は瀬下さんの答えです。
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Q大事にしているものは?
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川猫瀬先輩から預かっている時計
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Q愛読書は?
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川絵本「いちねんせい」(谷川俊太郎詩)瀬スラムダンク(井上雄彦作)
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Q最近気になった新聞記事は?
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川阪神対ヤクルト戦で空から魚が落ちてきた瀬芋焼酎に血糖値の上昇を抑える効果がある
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Q仕事の息抜きにすることは?
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川絵を描く瀬ウェイクボード
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Qよく聴く音楽は?
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川硝子の少年(KinKi Kids)瀬C&Kの曲
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Q座右の銘は?
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川「行けばわかるさ!! 突き当たりを右さ!!」瀬「何苦楚魂」
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Qマイブームは?
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川リクライニングチェアを限界まで倒して、背筋を真っすぐ伸ばして座る瀬ランニング
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Q鹿児島で好きな場所は?
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川桜島フェリーのうどん店瀬錦江湾
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Q尊敬する人物は?
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川桜島フェリーでうどんを作っている人瀬橋下徹さん
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Qこれから挑戦してみたいことは?
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川面白いネタを作る瀬鹿児島親善大使