
ふんわり、もっちりの「角食」
雑誌でも紹介された食パンは種類も豊富!
食パン「角食」(1斤270円)は「何もつけなくてもおいしい」と評判で、雑誌ブルータスにも紹介された。
もともと1891(明治24)年から続く老舗和菓子屋。東京や横浜で洋菓子の修業も積んだ4代目前田晋作さんがパンやケーキも手がける。「パンは生きている。機械でもできるけど、あえてしないんです」。
生地をこねてめん棒でのばし丸める―優しい手作業から「ふんわり、しっとり、もっちもち」の食パン(=写真上)は生み出される。トーストすればさくっと軽い歯触りとほどよいコシ、風味にうっとり。レーズン(260円)、あんこ(250円)とバリエーションも多彩だ。
吹上浜の自然をテーマにした洋風せんべい「海亀(かめ)んせなか」を始めとする海亀シリーズ、地元の偉人小松帯刀公にちなんだサツマイモ菓子「帯刀公の郷 薩摩芋新」なども看板商品だ。
パラゴンから流れるジャズも格別
前田さんがパンより熱く語るのはレコードのこと。店の奥には大正時代の蓄音器が鎮座するレトロな喫茶室、高級スピーカーパラゴンからはジャズが流れる、音楽通の間では知られた店だ。角食は日置市内の各物産館でも買えるが、ぜひお店も訪ねてみて。
御菓子司 前田家
- 日置市日吉町日置3388[MAP]
- TEL:099-292-2041
- 営/早朝~19:00(冬期18:00)ごろ
- 休/元日
- P/4台