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Q
最近、有名人の違法薬物の事件が多いようですが、鹿児島でもこのような事件はあるのでしょうか。子どもが巻き込まれないか心配です。
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A
違法薬物は都会だけの話ではありません。薬物に関する正しい知識をもちましょう。
私の経験でも、違法薬物については刑事事件として日常的に取り扱っています。弁護士になる前には、自分の身の回りでこんなにも違法薬物が流通している実感は無かったので、非常に驚きました。鹿児島でも違法薬物事件に巻き込まれる可能性は十分にあるのです。鹿児島県警の犯罪統計では、検挙者の年代別では30~40代が約6割、覚醒剤事犯再犯者の検挙が約7割、大麻事犯の検挙が増加しており、一般市民層への浸透、地方拡散が進んでいるとされています。
違法薬物は、濫用(らんよう)により精神と身体の両方が破壊され、依存性と耐性により自分の意思でやめられず、使用量も増えていきます。また、違法薬物の入手を通じて反社会的勢力との関わりを持ち、あるいは薬理作用によって凶悪犯罪や交通事故を起こすケースもあります。
このような違法薬物の害悪については、たとえ知識を持っていても、身近な人から「一度だけ」「少しだけなら大丈夫」などと言われると、そちらを信用してしまうものです。インターネット上で薬物の害悪に対して不正確な情報が提供されており、これをまともに信じている人もいました。
およそ薬物というものは、専門家による適切な管理の下で取り扱うべきもので、自分自身で管理できるものではありません。「自分は大丈夫。うまく取り扱える」と思っている人もいますが、間違いなく自分も家族も不幸になります。違法薬物に対する正しい知識を持つことが第一です。
教えてくれた人

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