
南高梅ジャムでさっぱり 豚肉のしょうが焼き
あく取り不要。南高梅のジャム
香りが良く、ほどよい酸味があり色もきれいなアンズジャムはドイツで人気のジャムで、私も大好きです。
日本ではアンズがなかなか手に入らず旬も短いので、南高梅でジャムを作ってみました。普通の梅だと苦みが出ますが、南高梅はあくを取らなくてもおいしいジャムができます。
パンに付けたりヨーグルトに入れるのはもちろん、豚肉のしょうが焼きに加えても、さっぱりしたおいしさが引き立ちます。

梅の実イメージ
門倉多仁亜の旬を食べるレシピ
南高梅のジャム編
- ~材料~
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- 南高梅:1kg
- 砂糖:漉(こ)した梅の重さの半量
- ガラス製保存容器
- ~作り方~
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- アルミバットを冷凍庫に入れ冷やしておく(後でジャムの濃度を確かめるために使う)。保存容器は煮沸消毒しておく。
- 南高梅は洗って沸騰した湯に入れ、皮がはじけたらざるに上げて、ざるの下にボウルを置き漉す。
- ②を量り砂糖の量を決める。
- ②③を鍋に入れ沸騰させて弱火で煮詰め、①のアルミバットに少量出してとろみの加減を確かめ、好みの硬さで火を止め、保存容器に入れる。
ジャムは冷めるととろみが増すので、煮詰める途中でバットを使って冷やし、出来上がりの状態を加減する
南高梅ジャムでさっぱり 豚肉のしょうが焼き編
- ~材料~
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- 豚肉の薄切り(しょうが焼き用):4~6枚
- たれ
- 南高梅のジャム:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 濃い口しょうゆ:大さじ1
- すりおろしショウガ:大さじ1
- みりん:大さじ1/2
- ~作り方~
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豚肉をたれに約10分漬け余分な汁気を切り、熱したフライパンにサラダ油を引いて焼く。肉を取り出して残ったたれをフライパンに入れて煮詰め、再び肉を戻し入れて絡める。
教えてくれた人
料理研究家
門倉多仁亜(かどくら たにあ)さん

ドイツ人の母、日本人の父の間に1966年、神戸で生まれる。父親の転勤に伴い、幼少期は日本、ドイツ、アメリカで過ごす。国際基督教大学卒業後、東京のドイツ系証券会社に入社。鹿屋市出身の夫の留学先のロンドン在住時に、子供の頃から興味のあった料理と製菓を、料理学校ル・コルドン・ブルーで学ぶ。
料理教室を開くほか、テレビや雑誌などでドイツのライフスタイル全般を紹介。2009年に夫の実家がある鹿屋市に家を建て、毎月、東京から帰省して鹿屋での暮らしを楽しんでいる。