
意外と知らない単位のはなし…
食パンの大きさの呼称は、日本に入ってきた当初の1斤や2斤という重量単位で呼ばれています。斤とは尺貫法の単位で重さを表しています。正式な1斤の重量は600グラムです。
パン業界での“1斤”とは・・
しかしパン業界では便宜上、重量は340グラムから約500グラム程度で、大きさは約12.5cm四方のものを1斤の基準としています。販売するときには、重量(斤)を基準にして表示してあります。正式な尺貫法からすると重量不足が生じますが、食パンにのみ通用する、暗黙の了解的な単位と言えるでしょう。
スライス後の“厚み”は、パン業界で統一
また、何が基準になって6枚切りや5枚切りと呼ばれる厚さにしてあるのか意外と知られていないようです。これは1斤(12.5cm四方)を6等分したものを6枚切りというようにパン業界で統一されています。ちなみに6枚切りは19mm、5枚切りは23mm、4枚切りは28mmというように厚みもほぼ統一されています。1斤を何等分するかによりカットサイズが決まっています。
教えてくれた人
食パン工房 カズ
- 鹿児島市中山2-1-27[MAP]
- TEL:099-260-8083
- 営/10:00~売り切れ次第終了
- 休/水曜