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火之神公園 | 開聞岳から昇る朝日は力強くも幻想的(枕崎市)

火之神公園から望む初日の出

火之神公園から望む初日の出

火之神公園の「火の神太鼓」

日の出が美しい火之神公園(=写真上)。実は夕陽スポットでもあります。本文でも紹介している平和祈念展望台からは、野間半島に沈む太陽の美しい姿を見ることができます。初日の出に奉納される「火の神太鼓」は“海っこ”と呼ばれる幼児たちや“乙女太鼓”集団も結成され、県内外のイベントなどでも活躍中。日の出に映ゆる勇士を、ぜひ見にでかけてみては。

火の神太鼓

火の神太鼓

和懐 おお田

運ばれてきた料理に「ほうっ…」とため息がでる美しい日本の料理。

この懐石ランチでは、前菜・吸い物・お造り・焼き物・揚げ物まで、ひとつ一つていねいに料理され、盛り付けされた逸品が並びます。

和懐おお田

天御中主神社

神社の背後に妙見岩という石の断崖があり、古くから「妙見神社」の名前で親しまれている。枕崎市と友好都市である北海道稚内市で発足した「コンカツプロジェクト」では、「南方(みなみかた)神社」(枕崎市鹿篭麓町)と共に縁結びスポットとして、熱い注目を集めています。

境内にある「願掛け巌」

境内にある「願掛け巌」

枕崎グルメ and more…

枕崎鰹大トロ丼

鹿児島県内の商店街グルメNo.1を決める「Show-1グルメグランプリ」で2014年に優勝を果たした一品。カツオの腹皮(大トロの部位)が豪快にのった、産地ならではのぜいたくな丼は、提供する店で少しずつアレンジが異なるので、食べ比べも楽しいかも。

枕崎鰹大トロ丼

 

コッペ東京堂

枕崎市で愛され続ける老舗パン屋。3代目の小牧朗博さんは、パン好きなら耳にしたことがある東京&鹿児島市の有名店で修業を積んできました。その腕を生かして、ハード系やデニッシュ系など多彩なパンを生みだし、幅広い世代に愛されています。

「コンカツプロジェクト」にちなんで、「黒豚レンコン(恋婚)パン」も販売中。

 

それでは、“おでかけスケッチ帳”の世界をお楽しみください。

 

和太鼓が彩る雄大な初日の出

イラスト:張 佐和子

イラスト:張 佐和子

薩摩半島の南西端、坊・野間県立自然公園の表玄関である火之神公園。東シナ海に突き出た岬に位置し、開聞岳や晴れた日にははるか硫黄島や黒島、種子島、屋久島を望む、半島随一の雄大な景観が楽しめる。また、沖にそびえる高さ42mの「立神岩」はその姿が妊婦のように見えることから“縁結び・子宝”のシンボルともされる奇岩だ。そんな美しい自然を求めてか、年間を通じてキャンプ客も多い。

立神岩

立神岩

“薩摩富士”と称される開聞岳から昇る朝日は力強くも幻想的で、元日には日の出を拝む人でにぎわう。例年、初日の出の約1時間前から「火の神太鼓」の奉納が始まる。幼児から高校生までが所属する太鼓集団の高校生チームによる“打ち初め”は、荘厳で新年の幕開けにふさわしい。市観光協会では茶ぶし・おしるこのふるまいも行う。

400おでかけ_火之神太鼓画像

公園の一角には、眺めのよい平和祈念展望台が設けられている。太平洋戦争末期、戦艦大和が撃沈された場所が枕崎市の200km沖であることが終戦から40年後に発見され、枕崎が最寄りであることから建立。「殉難鎮魂の碑」と平和を願うシンボルの女神像が設置されている。園内では映画「男たちの大和/YAMATO」のロケも行われた。

火之神公園

  • 枕崎市火之神岬町[MAP
  • 【問い合わせ】枕崎市役所水産商工課
  • 【TEL】0993-72-1111
  • 【P】あり

寄り道グルメ
和懐 おお田

ランチ会席は前菜・おつくり・焼物など全8品で2,160円(要予約)

ランチ会席は前菜・おつくり・焼物など全8品で2,160円(要予約)

国道226号から1本裏手に入った静かな住宅地。屋号が書かれた大きな白い懸垂幕が目に入る。昨年7月にオープンした店は、懐石料理を中心に日本料理を提供。店内はテーブル席やカウンター、和室の広間や個室など多彩な空間があり、気分に合わせて利用できる。

400おでかけ_おお田店内画像

日本人ならではの繊細さが特長の日本料理。東京や県内の和食店で経験を重ねた店主の大田真さんは、味はもちろん、盛り付けやあしらいにも細心のこだわりを持つ。伝統の中に独自の感性を注いだ料理はいずれも目も舌も喜ぶ逸品ぞろいだ。港町ならではの新鮮魚介を目利きで仕入れ、備え付けの水槽で育てる。旬を迎えた魚の刺し身はうま味が全体にまわり、極上のおいしさだ。また赤鶏の刺し身や枕崎牛の料理も人気。そしてすべての料理の要が、枕崎産の“本枯節”をぜいたくに使っただし。「この味をぜひ多くの人に知ってほしい」と話す。この時季は白子やユズをあしらった料理も味わいたい。

和懐 おお田

  • 枕崎市西本町59[MAP
  • 【TEL】0993-78-4345
  • 【営】11:00~14:00、17:30~22:00 ランチは事前に予約が必要
  • 【休】火曜、12/29~1/1
  • 【P】あり

ちょこっと寄り道【gourmet】
コッペ東京堂「ちびっこパン」

400おでかけ_パン画像修正

1953年創業の老舗パン屋で、誕生から56年間、愛され続けている味。ふわふわのコッペパンにサンドされたクリームが絶妙で、おやつにもぴったり。まとめ買いする人も多い。3代目の小牧朗博さんは名店で修業を重ねてきた技術とアイデアで、次々と新商品を生み、その味を求めて市外から訪れる人も。日参したい店だ。

コッペ東京堂

  • 枕崎市中町222[MAP
  • 【TEL】0993-72-8901
  • 【営】6:00~18:00
  • 【休】日曜
  • 【P】あり

ちょこっと寄り道【spot】
天御中主神社

400おでかけ_妙見画像

永保年間の白河天皇の御代には鎮座していたとの伝承がある古刹(こさつ)。天之御中主神を祭る神社は、通称「妙見神社」として親しまれている。境内には「良縁巡りの願掛け巌(いわお)」があり、祭られた“さざれ石”に3回となえると願いがかなうとされている。また、遊歩道を上ると展望台があり、枕崎の街が一望できる。

天御中主神社(妙見神社)
あめのみなかぬしじんじゃ

  • 枕崎市寿町259[MAP
  • 【P】あり
memo

生産量日本一をほこる枕崎のかつお節。製法伝来300年を超えるという。原料となるカツオが水揚げされる枕崎漁港は、1951年のルース台風で防波堤・魚揚場などを破壊される被害もあったが、その後外港も完成し、大型船の入港も可能になっている。近隣には「お魚センター」「南薩地場産業振興センター」など、この地ならではの海産物を販売、味わえる施設も。ぜひ立ち寄って枕崎グルメを楽しんでみては。(S)

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