
白菜のグリル バーニャ・カウダソース添え
旬の白菜を焼いて楽しむ贅沢を…
白菜をじっくり焼いてバーニャ・カウダソースを添え、焼き野菜の香ばしさと甘さを楽しみます。
ソースには定番のアンチョビの代わりに、鹿児島特産のカツオの塩辛を使ってもおいしいです。
バーニャ・カウダソースはキュウリ、トマト、セロリなどの生野菜やゆで野菜にもよく合います。

門倉多仁亜の旬を食べるレシピ
- ~材料~(2~4人分)
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- 白菜:1/2個
- ニンニク:4片
- 牛乳:100~200ml
- オリーブ油:60ml
- アンチョビ:6枚(またはカツオの塩辛大さじ1~2)
- バター(有塩):60g
- ~作り方~
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- ニンニクは薄皮をむき、芯を取り除いて牛乳で煮る。ゆっくり沸騰させ、コトコト煮て、ニンニクが軟らかくなったら牛乳は捨てる(牛乳で煮るとニンニクのにおいが和らぐ)。
- ①の鍋にアンチョビ(またはカツオの塩辛)、オリーブ油とバターを入れて、温めながらフォークなどでニンニクとアンチョビをつぶす。カツオの塩辛を使う場合は、包丁で細かくたたいておく。オリーブ油が白っぽく乳化するまで、鍋をゆすりながら温めてバーニャ・カウダソースを作る。
- 白菜は洗ってよく水切りをする。白菜の根元の部分を1/3だけ切り、残りを縦に6~8等分にする。芯に包丁を入れてから手で割るようにすると、葉がバラバラにならない。
- よく熱したフライパンに少量のオリーブ油(分量外)を入れ、白菜の切り口を下向きにして焼く。焼き目がついたらほかの面も焼き、ふたをして軽く火を通し皿に盛り付け、温め直したバーニャ・カウダソースを添える。
教えてくれた人
料理研究家
門倉多仁亜(かどくら たにあ)さん

ドイツ人の母、日本人の父の間に1966年、神戸で生まれる。父親の転勤に伴い、幼少期は日本、ドイツ、アメリカで過ごす。国際基督教大学卒業後、東京のドイツ系証券会社に入社。鹿屋市出身の夫の留学先のロンドン在住時に、子供の頃から興味のあった料理と製菓を、料理学校ル・コルドン・ブルーで学ぶ。料理教室を開くほか、テレビや雑誌などでドイツのライフスタイル全般を紹介。2009年に夫の実家がある鹿屋市に家を建て、毎月帰省して田舎暮らしを楽しんでいる。