この記事のシリーズSERIES

プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

くらし・住まい
フェリア

離婚後に親権者の変更は可能? | 弁護士の法律Q&A

Q

協議離婚の際に親権者を元夫にしたのですが、やはり私が育てたいと思うようになりました。親権者の変更は可能でしょうか。

A

親権者の変更は制度上可能です。しかし、変更には裁判所での手続が必要であり、必ず認められるとは限りません。

未成年者の子の親権者は父母の離婚時に定める必要があります。いったん定められた親権者は、父母間の協議で勝手に変更することはできません。ただし、父母の一方が子の親権者と定められた後でも、子の利益のため必要があると認めるときには、家庭裁判所における調停又は審判により、親権者を他の一方に変更することができます。

子の利益のための必要があると認めるとき」というのは、具体的な基準があるわけではありませんが、基本的には親権者の指定をする場合と同様、父母の事情(監護の意欲と能力、経済力など)や子の事情(年齢、心身の発達程度、子自身の意向)が総合的に考慮されます。

しかし、親権者の変更の場合、既に指定されていた親権者による監護実績があるため、上記の事情だけではなく、既になされた監護実績を踏まえて、あえて親権者を変更する事情があるかないかも考慮されることになります。短期間で親権者が何度も変更されるのでは、未成年者の育成上好ましいとはいえません。親権者を変更するには、それなりの事情が必要といえます。

「やっぱり私が育てたい」というだけの単純な理由では、一度決まった親権者を変更することは困難と思われます。特に元夫側が変更に反対し、元夫による監護実績に問題がない場合は、変更は認められない可能性が高いといえます。離婚時の親権者の指定の際には慎重に判断する必要があります。

「やっぱり私が育てたい」

法律Q&A

教えてくれた人

弁護士法人あさひ法律事務所 鹿児島事務所 牧瀬 祥一郎 先生

牧瀬法律事務所
弁護士:牧瀬 祥一郎さん

2017年4月より牧瀬法律事務所に名称変更致しました。過去の事例や費用についてご覧いただけます。
 牧瀬法律事務所 鹿児島     で検索

この記事のシリーズ Series of this article

弁護士・牧瀬に学ぶ 法律Q&A

暮らしの中での様々な悩み事・・。「これって法律上はどうなの?」といった悩み事を、Q&Aの形で、弁護士の先生が分かりやすくお答えします。
これまでのシリーズ【私を守る 法律のはなし】はこちらからどうぞ!

記事一覧を見る

こちらの記事もどうぞ