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両親亡き後、不動産を兄弟で分けるには | 弁護士の法律Q&A

Q

実家に住んでいた両親が亡くなり、実家が空き家になりました。相続人は兄弟3人ですが、どのように分ければよいのでしょうか。

A

一人の相続人の単独名義にして代償金を支払う方法や、売却して代金を分割する方法があります。

実家などの不動産は相続により相続人の共有となります。協議がまとまらないまま数十年も共有状態になっている不動産が実際に存在します。空き家でも固定資産税はかかりますし、管理の問題も生じます。

ポピュラーな分け方としては、一人の相続人の単独名義にして他の相続人に代償金を支払う方法があります。実家を所有することになる相続人は、他の相続人に対し、実家の時価のうち各相続人の相続分に相当する金額を支払うことで精算するのです。この場合、実家の時価をどう評価するかという問題があります。不動産はたとえ査定金額が出ても実際にその金額で売れるとは限りません。郊外の一軒家などは、なかなか査定通りの金額では売れません。単純に査定価格から代償金を算定すると、代償金が現実の相場よりも高くなる場合もあるのです。

これに対し、実家を売却して代金を相続分に従って分割する方法もあります。売却の手間や費用はかかりますが、実際の市場価格で評価されるため、後腐れのない分割方法といえます。しかし、両親が亡くなった後に実家を売却することには、心理的な抵抗を持つ方もおられます。

不動産は単純に分割することができない財産であり、分割に時間や手間がかかります。生前に遺言書で具体的な分け方を指定してもらうか、生前に売却処分を済ませてもらうことも検討すべきでしょう。

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法律Q&A

教えてくれた人

弁護士法人あさひ法律事務所 鹿児島事務所 牧瀬 祥一郎 先生

牧瀬法律事務所
弁護士:牧瀬 祥一郎さん

2017年4月より牧瀬法律事務所に名称変更致しました。過去の事例や費用についてご覧いただけます。
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