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宮下マキさん | 女性の肌の美しさや体の柔らかい曲線に魅せられる

相手の心に寄り添い、人柄や心情がにじみ出る瞬間を写真で切り取りたい。

◆ON “写真の潔さにひかれて”

映画関係の勉強をしたくて映像科のある短期大学に進学しましたが、映像は編集される過程で元の素材がどんどん変化していくのに対し、撮ったものがそのまま残る写真という表現法に素直さ、潔さを感じて関心が写真にシフトしていきました。被写体とカメラさえあれば、いつでも撮れるのも自分に合っていたようです。

ヘルムート・ニュートンやジャンルー・シーフのポートレートが好きだったこともあり、人物、特に女性を撮っています。女性の肌の美しさや体の柔らかい曲線に魅せられ、自然体の姿の美しさを伝えられる写真を撮りたいと思っています。

プロになる前、東京・有楽町の駅からたくさんの建物の明かりを見ながら「あの一つ一つの明かりの下にはどんな人が住んでいるのだろう? あの明かりの下で暮らす人たちを撮りたい」と思ったのが、「部屋と下着」をテーマに撮り始めたきっかけでした。同世代の女性の下着姿をその人の部屋で撮影することで、彼女の生活や素顔が浮き上がってくる作品を作りたいと思いました。人の内面が表れ、撮影時の空気感が伝わる写真を撮るようにしています。

近年、写真教室やワークショップで写真について教えたりする機会が少しずつ増えてきました。今後もそういう時間を増やして、たくさんの人に写真の魅力を知ってもらえたらと思います。


東京都内のスタジオで

東京都内のスタジオで

宮下 マキ さん

  • 写真家

1975年生まれ、鹿児島市出身。京都芸術短期大学映像科を卒業後、コマーシャルスタジオKOZOに入社し、写真家・木村晃造氏に師事。

1997年、ガーディアン・ガーデン第10回写真ひとつぼ展グランプリ受賞。2000年に写真集「部屋と下着」出版。

01年から文化庁芸術家在外研修員として1年間米・ニューヨークに留学。09年、乳がんを患った一人の女性に密着した写真集「その咲きにあるもの」を出版し話題になった。

◇OFF “何気ない日常を写真で切り取る”

観劇が好きで、友人や夫(礒野慎吾)と連れ立ってよく出掛けます。好きな俳優、演出家の舞台を中心に月に数回は見ています。特に夫が俳優として所属している劇団☆新感線の舞台は必ず足を運んでいます。表現の仕方など、舞台観賞から学ぶことはとても多いです。

3年前に結婚してからは、夫の日々の姿を撮るのが日課になっています。彼の役者としての顔、家で見せる表情やちょっとした所作など、日常の何気ないひとこまをレンズ越しに見るのが楽しいです。

いつシャッターチャンスがあるか分からないので、コンパクトカメラを常に手元に置いています。撮りためた日々の記録を、写真集などでいつか形にできればいいなと思っています。

 

10問10答

Q
大事なものは?
A
家族、友人、縁
Q
影響を受けた本は?
A
「TUGUMI(つぐみ)」(吉本ばなな著)
Q
最近気になった新聞記事は?
A
4年前の東日本大震災を風化させないよう語り継ぐニュース
Q
日常生活で心掛けていることは?
A
体に良い食生活
Q
これから挑戦したいことは?
A
執筆、写真集制作
Q
リフレッシュ方法は?
A
温泉、料理
Q
座右の銘は?
A
一期一会
Q
仕事を続ける原動力は?
A
2度とない「今」という瞬間に立ち会えること
Q
鹿児島のお気に入りの場所は?
A
鹿児島市の城山展望台
Q
今熱中していることは?
A
日常の中の何気ない物や人を写真で記録すること

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私服=至福の時間

このシリーズは【私服=至福の時間】として、南日本新聞生活情報誌てぃーたいむに掲載されたものです。鹿児島ゆかりの方々に、仕事(ON)とプライベート(OFF)の楽しみ方について話を伺います。

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