この記事のシリーズSERIES

プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

くらし・住まい
フェリアフェリア

離婚時、夫の退職金は財産分与の対象? | 弁護士の法律Q&A

Q

夫と離婚する場合、夫の退職金は全て夫のものになってしまうのでしょうか。退職金が財産分与の対象になるか教えてください。

A

既に退職金を受け取っている場合や、退職金を受け取るのが確実である場合には、原則として財産分与の対象になります。

夫婦の共同生活中に形成された財産は財産分与の対象となり、通常の夫婦であれば半分ずつ分けるのが原則です。退職金も、これは賃金の後払いのようなものなので、退職金を受け取った後に離婚する場合には、問題なく財産分与の対象となります。また、離婚時に退職金をまだ受け取っていない場合であっても、離婚してから数年後に退職するような場合には、退職金を受け取ることはほぼ確実といえるので、財産分与の対象になるとされています。

しかし、退職金を受け取るのが20年後であるような場合、退職金を受け取るのが確実とはいえません。したがって、直接的に財産分与の対象にすることは難しいといえます。ただ、将来の退職金の存在を考慮し、若干分与額を増額する例もあるようです。

なお、退職金が財産分与の対象となるといっても、財産分与の対象は、就業期間のうち、結婚してから別居までの期間に対応する部分です。単純に全額の半分というわけにはいきません。例えば勤続年数30年のうち、結婚して同居した期間が10年である場合には、3分の1が分与の対象となります。

退職金の財産分与をめぐっては、退職金の金額が確定していない場合は、分与の前提となる金額をいくらにするか、支払時期支払方法をいつにするかといった問題が出てきます。後から問題にならないよう、離婚時にきちんと取り決めをしておく必要があります。

しっかり話し合うイメージ

法律Q&A

教えてくれた人

弁護士法人あさひ法律事務所 鹿児島事務所 牧瀬 祥一郎 先生

牧瀬法律事務所
弁護士:牧瀬 祥一郎さん

2017年4月より牧瀬法律事務所に名称変更致しました。過去の事例や費用についてご覧いただけます。
 牧瀬法律事務所 鹿児島     で検索

この記事のシリーズ Series of this article

弁護士・牧瀬に学ぶ 法律Q&A

暮らしの中での様々な悩み事・・。「これって法律上はどうなの?」といった悩み事を、Q&Aの形で、弁護士の先生が分かりやすくお答えします。
これまでのシリーズ【私を守る 法律のはなし】はこちらからどうぞ!

記事一覧を見る

こちらの記事もどうぞ