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松元 ヒロさん | 自分らしい視点を大事にしてほしい

2時間にわたる舞台を1人で演じる(紀伊國屋ホールで)

人生の目的は名声や富ではない。自分が追求したいことをがむしゃらに追い続ける。

◆ON “反骨精神を貫いて”

中学時代に陸上部で長距離を始め、スポーツ推薦枠で法政大学に入学。順当に実業団に就職するはずが、大学2年のとき陸上大会にアフロヘアーで出場して先輩の逆鱗(げきりん)に触れ「髪を切るか、退部するか」と迫られ、迷わず退部しました。

「アスリートは短髪であるべき」という慣例に猛反発したのですが、大学紛争最盛期で大学全体に満ちていた反権力の空気に影響を受けたのかもしれません。

陸上をやめてからは教員を目指して勉強し、教育実習で高い評価をもらったものの教員採用試験に不合格。就職浪人中にチャップリンの映画を見て役者に憧れるようになり、パントマイムやコントを猛練習しました。

コミックバンド「笑パーティー」を結成して「お笑いスター誕生」で優勝後はテレビなどに出る機会も増えましたが、番組スポンサーなどの関係で自分の主義主張をはっきり出せない不満も募り、新たに立ち上げたコント集団「ザ・ニュースペーパー」を経て今に至ります。

「テレビに出られない芸人」と言われているように活動は舞台中心ですが、自分の考えを忌憚(きたん)なく表現できて満足しています。お世話になった故立川談志師匠に「テレビに出ている芸人はサラリーマン芸人。ヒロのように他人が言えないことを言ってのけるのが本物の芸人」と言われたことは生涯の宝物です。


芸人 松元 ヒロさん

松元 ヒロ さん

  • 芸人

1952年生まれ、鹿児島市出身。鹿児島実業高校、法政大学法学部を卒業。

第4回「お笑いスター誕生」(日本テレビ系列)優勝。

第1回NHK新人演芸コンクール演芸部門優秀賞受賞。

ニュースに合わせたパントマイム「マイムニュース」や、一人芝居「憲法くん」が高評価を得ている。

HP:http://www.winterdesign.net/hiropon/
@matsumotohiro

◇OFF “経験を子供たちに伝えたい”

実家が鹿児島大学の近くで食堂を営んでいて、子供のころ学生らにとてもかわいがってもらいました。そのせいか「人って優しいもの」という思いが強く、他人との間に垣根をつくらない性格になった気がします。相手が有名人だろうが偉い人だろうが関係なく懐に飛び込んでいける気質は鹿児島で育まれたものではないかと。

周りに認められ、受け入れられて育つことは、子供が成長する上でとても大事なことです。子供たちには人や自分の可能性を信じて世界へ飛び立ってほしい、そして何となくみんなと同じ方向を向くのではなく、自分らしい視点を大事にしてほしい。大人がそれを見守り、応援していくことの大切さを伝えていきたいです。

 

10問10答

Q
大事にしているものは?
A
“私の”お客さま
Q
影響を受けた作家は?
A
太宰治、カール・マルクス
Q
最近気になった新聞記事は?
A
川内原発再稼働問題
Q
日常生活で心掛けていることは?
A
自分にうそをつかない
Q
これから挑戦してみたいことは?
A
1人でミュージカル
Q
リフレッシュ方法は?
A
だいやめ(晩酌)
Q
座右の銘は?
A
みんなを喜ばせようとしたら、誰も喜ばせられない(敵をつくらないと味方は増えない)
Q
いま熱中していることは?
A
その日のステージ
Q
仕事を続ける上での原動力は?
A
お客さまの笑い声と拍手
Q
尊敬する人は?
A
チャップリン、立川談志、マルセ太郎

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私服=至福の時間

このシリーズは【私服=至福の時間】として、南日本新聞生活情報誌てぃーたいむに掲載されたものです。鹿児島ゆかりの方々に、仕事(ON)とプライベート(OFF)の楽しみ方について話を伺います。

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