
5月20日は「交通事故死ゼロを目指す日」です。あなたの運転、安全ですか? 運転で心掛けるべきことはもちろん、危険から身を守る装備、点検・洗車まで、安心安全なカーライフについて考えてみましょう。
毎日の積み重ねで安全に
車が安全な状態にあってこそ、安全運転といえます。日々の点検や、視界を良好に保つための洗車が欠かせません。「まだ大丈夫」と思わずに、日頃から愛車をいたわりましょう。
点検のススメ
日常点検に車検…車に不具合が起こる前に日頃からチェックしておくべきことを、車検や点検を請け負う浜田(博)自動車で聞きました。
大解剖! 愛車のあれこれ
車のこと、ちゃんと知っていますか? それぞれの役割や交換時期を知っておきましょう。
- バッテリー
- ウォッシャー液
- ブレーキオイル・ブレーキパッド
- エンジンオイル・オイルフィルター
- ワイパー
- タイヤ
エンジンをかけた時にかかりにくさを感じたら替え時。容量や走行頻度でもさまざまだが、2~3年程度で寿命を迎える
降灰で窓ガラスが汚れやすいのでこまめに補充を。1カ月に一度確認した方が良い
ブレーキオイルはブレーキ装備に油圧で作動を働きかける。2年に一度、車検時に交換が推奨される。タイヤの回転を止めるためのブレーキパッドは消耗品。4万㎞を目安に一度交換を
エンジンオイルは、エンジン内部にある金属同士の摩擦を軽減する潤滑油。5000㎞に一度の交換がおすすめ。エンジンオイルに含まれる鉄粉などをろ過し、キレイに保つのがオイルフィルター。2回のオイル交換につき一度交換したい
交換の頻度はさまざま。かけると筋が残ったり、「ギュッギュッ」と音を立てたりする場合はゴムが硬くなっているので替え時。降灰でも劣化しやすくなる
エンジンルームのある前輪の方が摩耗しやすいため、1万㎞程度で前後を入れ替える「タイヤローテンション」をすると長持ちする。溝が1.6㎜よりも浅くなったら交換時期。普段からも乗車前に極端に空気の減っているタイヤがないか確認しよう。1カ月に一度は空気圧の調整を
車検って何?
新車の場合、初回は購入から3年後、それ以降は2年おきに受けることが使用者の義務となっている。エンジンルームの装備や運転席のペダル・パーキングブレーキの制動、タイヤの状態、オイル漏れがないかなど、56項目をチェックする。
予防のために! 12カ月点検
浜田(博)自動車で勧めているのは、12カ月点検。法定点検で受けることが法律で義務付けられているものの、罰則規定がないため、受けない使用者も多い。営業の榮村勇介さんは「何かあってからでは遅い。特に通勤距離が長い人や、高速道路を頻繁に利用する人は、日ごろ車検を受けているディーラー、整備工場に相談して」。
教えてくれた人

予防のための12カ月点検を!
浜田(博)自動車
営業 榮村 勇介さん
- 住/鹿児島市広木1-1-30
- TEL/099(264)2121
- 営/8:30~18:30
浜田(博)自動車

洗車で視界良好
安全運転に欠かせないクリアな視界。日々の洗車について、洗車工房で教えてもらいました。
なぜ汚れるの?
窓ガラスの汚れ「うろこ」の原因は、水道水のカルキとミネラル分。水洗いし、ふき取りをせずにそのままにしておくと、カルキ(塩素)やミネラルの残留物がガラスと結合して、シミとして残ってしまいます。また、ヘッドライトは「ポリカーボネート」という樹脂素材でできているため、熱や紫外線に弱く、黄ばみやすくなってしまいます。長時間直射日光に当てないことが理想的です。
プロによるうろこ・黄ばみの除去は?

フッ素コーティングすると水をはじくため、断続的に雨が降る日でも安全性を高めてくれる
- 急な汚れに! 窓ガラスを瞬時にキレイにする方法
- ぬれたタオルと乾いたタオルを1枚ずつ用意。ぬれたタオルで灰や汚れを落とし、乾いたタオルで残った水分をふき取ります。視界を良好に保つためにも、汚れは早く落としましょう。
日々のお手入れ方法
雨や灰が降った後はこまめな洗車がおすすめです。
- 直射日光が当たる場所での洗車を避ける
- 暑い時期は早朝の洗車がおすすめ
- 水道水は必ずふき取る
VS 水アカ
- ゴシゴシこすらず、優しく拭く
- 風が強い日、灰が降る日は避ける
- 取れない汚れは専門店など詳しい人に相談を
VS 傷
教えてくれた人

車がキレイになるとうれしくなり、快適で安全なドライブにつながりますよ!
洗車工房
社長 大久保 優一さん
- 営/9:00~19:00
- 休/日曜、祝日
洗車工房 姶良店・鹿屋店・隼人店 RevoS