
5月20日は「交通事故死ゼロを目指す日」です。あなたの運転、安全ですか? 運転で心掛けるべきことはもちろん、危険から身を守る装備、点検・洗車まで、安心安全なカーライフについて考えてみましょう。
いざ運転!の前に… 正しい乗車姿勢
車の乗り方、徐々に自己流になっていませんか?車を安全に、快適に運転するための正しい姿勢を玉里自動車学校で教えてもらいました。
ドライビングポジション
1~4の順番で確認しよう。力を入れずリラックスして運転できる姿勢をとって。

正しい姿勢はこれ!

「前へならえ」をしてハンドルと手首が重なる場所が、握った時にちょうど良い
- シートに深く腰掛ける
- シートの前後を調節
- 座面の高さを調節
- リクライニングを調整
お尻の後ろに隙間が空かないように深く腰掛ける。
膝を少し曲げた状態で、ブレーキが踏めるようにする。
多くの情報を得るため、目の位置をなるべく高めに。
背中をシートバックに押しつけ、ハンドルを持ったときに肘が伸びきらず、少し曲がった状態になるよう角度を調整する。
ミラー
出発前の確認を怠りがち。乗る度にチェックしよう。

- ドアミラー
- ルームミラー
左右は自分の車体が少し映り、上下は1/2ほど路面が映るように
後部窓の全体が映るよう調整しよう
ハンドル
自己流になりやすいハンドルの握り方。改めて見直しを。

親指のつけ根に近い、両手のひらでハンドルの9時と3時の位置に持つ。
- 慣れた頃に…やりがちな運転
-
[若年ドライバー]
わき見運転、音楽で周りの音が聞こえない状態で運転する人が多く見受けられる。外からの情報にアンテナを張ろう。
[高齢ドライバー]
視力が衰えると距離感をつかみづらくなり、自分の想定より前の車に近づく傾向がある。余裕のある車間距離を意識して。
教えてくれた人

正しい姿勢で運転することでブレがなく、快適な走行にもつながります
玉里自動車学校
教育部 東屋敷 俊さん
- 住/鹿児島市下伊敷1-10-2
- TEL/099(226)5050
玉里自動車学校

愛車の安全性を知ろう
ブレーキとアクセルの踏み間違いなど、運転時の「ヒヤリ・ハット事例」を軽減する「安全運転サポート車(サポカー)」が一般的となってきています。トヨタカローラ鹿児島郡元マイカーセンターで話を聞きました。
そもそもサポカーって?機能のあれこれを紹介
特に高齢者に推奨されてきましたが、郡元マイカーセンターによると、ニーズは全世代に広がっています。
- 衝突被害軽減ブレーキ
- 先進ライト
- 車線逸脱警報装置
- ペダル踏み間違い急発進抑制装置
車載のレーダーやカメラで前方の車両や歩行者を検知。衝突する可能性が高い場合は、自動でブレーキが作動。
先行車や対向車などを検知し、ハイビームとロービームを自動で切り替えたり、照射範囲を部分的に減光したりする。
車載のカメラで道路上の車線を検知し、はみ出しそうになった場合やはみ出した場合に、警報する(ウインカーを操作して車線変更する場合は警報しない)。
停止時や低速走行時に、車載のレーダー、カメラ、ソナーが、前方もしくは後方の壁や車両を検知している状態でアクセルを踏み込んだ場合、エンジン出力を抑えるなど急発進を防ぐ。

ドライバーの安全運転が基本
中古車を中心に扱う同センターでは、9割がサポカー。ただし、メーカー、車種、年式、オプションによって、作動する条件は異なる。例えば「自動ブレーキ」といわれる衝突被害軽減ブレーキは、低速域でしか作動しないもの、時速50㎞まで対応するもの、時速80㎞にも対応するものなどさまざま。安全装備はもしものための“お守り”として考えておくと良さそうだ。同センターの販売課主任・伊集院太郎さんは「まずは運転する人の安全運転が基本」と話している。
ニーズに合った車を選ぼう!
同センターの場合、好みの車種を聞いた上でどんな装備を求めているか聞き取りする。求めている安全装備と、実際の車両の装備がマッチしているかが一番重要。伊集院さんは「車は大きな買い物。末永く愛用してもらうための安全装備なので、何でも質問してほしい」と呼びかけている。
教えてくれた人

県下15のサービス拠点で、万が一のトラブルにも対応します!
トヨタカローラ鹿児島 郡元マイカーセンター
販売課主任 伊集院 太郎さん
- 住/鹿児島市東郡元町17-3
- TEL/099(251)5231
- 営/9:30~18:00
- 休/月曜、第1火曜
トヨタカローラ鹿児島 郡元マイカーセンター