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ホテルロビーサービス|できる限りのお手伝いで頼れる存在に

川畑 聖奈さん
(鹿児島サンロイヤルホテル/鹿児島市)

1972年の鹿児島太陽国体に合わせて建設された鹿児島サンロイヤルホテル。再び国体が鹿児島にやって来る今年、グランドオープンから50周年を迎えた。

入社から7年。一貫してロビー業務を担当する。「アットホームな雰囲気がこのホテルの持ち味」と笑顔を見せる。おすすめは最上階の展望温泉。「1日に何度でも入りたくなるほど、目の前の桜島に感動する」。普段桜島が身近にある鹿児島県民にも一度見てほしい景色だ。

天職と感じる日々

3人の弟を持つ長女で、高校では野球部のマネジャー。子どもの頃から頼りにされるとうれしかった。ホテルのロビースタッフは、学生時代からの憧れ。入社後、大学や専門学校を卒業した同期とともに、ロビーサービスへの配属がかなった。専門的な勉強をしてきた同期に比べ、言葉遣いなどに苦戦することもあったが「この仕事が向いているとすぐに思えた。お客さまと接する時間が楽しい」。

順調だったはずのホテルでの仕事。影を落としたのが、新型コロナの感染拡大だ。「お客さまがパタリといらっしゃらなくなった。先が見えなかった」。それでも笑顔を絶やさず、宿泊客と向き合い続けた。

全国旅行支援が再開した昨年10月以降、初めて利用するという宿泊客が増えた。「ホテルを印象づける重要な役割」と気持ちを新たにする。忙しい日々の中でも、応援してくれる家族の存在が励みだ。

ほっとできる場所に

2年前から、チェックインなどの事務手続きにあたるフロント業務も担当する。予約内容の確認や、食事券の手配などもこなす。午後3~6時が“勝負”。宿泊客を待たせることなく、手続きができるように気を配る。

「いい思い出をつくってもらうために、できる限りのことをお手伝いしたい」。その人の声のトーンや振る舞いなどから、求められていることを察する力もこれまでの経験で培った。

支えとなっているのは、宿泊客との出会いだ。「当たり前のことを一生懸命するだけだが、ありがとうのひと言がうれしい」と語る。わが家のような、ほっとできる場所であるためにサービスを磨く。「全てのお客さまにとって頼れる存在でありたい」

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川畑 聖奈(かわばた・せな)さん
プロフィール

1997年薩摩川内市生まれ。2016年に川内商工高校卒業後、鹿児島サンロイヤルホテルに入社し、ロビーサービスに配属される。今年4月からは同係長。チェックイン・チェックアウトなどのフロント業務のほか、部屋までの案内、電話対応などに従事。

今これに夢中です

「ラーメン」

ラーメンが好きで週に3日は食べています。家でもインスタントラーメンのアレンジを楽しんでいます。宿泊されたお客さまにも「鹿児島のラーメンが食べたい」とよく聞かれるので、いろんな店を巡っています。お気に入りは「麺屋ばってん親父」(鹿児島市上荒田町)。

資格について

特になし

今後の目標

先輩方が築いてきたホテルを守っていけるよう、お一人お一人のお客さまに丁寧に向き合っていけたらと思います。そして、懸命に働く姿を後輩たちにも見せて、行動で示せるような人になりたいです。

 

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鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

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