
健康的な足づくりには、毎日のケアが必要。足の冷えやむくみに長年悩まされているという人もいるのでは? 手軽にできるセルフケアをその道のプロに聞きました。
足をいたわるセルフケア①
足つぼ
老廃物をためない体をつくるための足つぼを紹介。こまめなケアで疲れにくくなり、リラックスしてよく眠れるなどうれしい効果が。手軽にできる足つぼケアを自然療法の婦人科サロンharu悠~はる~(鹿児島市)で教えてもらいました。
足つぼってなに?
足つぼは「反射区」のこと。足の裏には「反射区」と呼ばれる臓器や器官とつながっている場所がたくさんあり「人体の縮図」と言われる。ケアすることで全身の血液循環が良くなり、臓器の活性化を促し不調の改善が期待できる。
自分で押してみよう! セルフ足つぼ

①副腎:人差し指と中指の間を下がった、土踏まずの上部分。免疫力を上げ炎症を抑える効果があるとされる。
②腎臓:足のほぼ中央部。口から取り入れた不要なものを取り除く役割を持つ。
③膀胱(ぼうこう):土踏まずの下、かかとの内側部分。老廃物の排出を促す。
🟧最後に老廃物を膀胱に送るイメージで①→②→③の順番で、次の箇所へつなげるように押そう。
タイミングは?
テレビを見ながら、お風呂の中など自分がリラックスしている時に行おう。ただし、食後30分やお酒を飲んだ後、体調が悪いときや妊娠中はNG。
押すときのポイント
床に座って押す方の足を片足にかけると安定する。親指や人差し指の関節など力が入りやすい指で「痛気持ちいい」力加減で押す。
ボディークリームをつければすべりも良く、香りで癒やしの効果も。

代表:郡田佳織さん
終わった後は
老廃物を排出しやすくするため、普段より多めに水分補給を。体を冷やさないよう常温の水や、白湯を飲もう。
教えてくれた人

自然療法の婦人科サロンharu 悠~はる~
代表:郡田佳織さん
足裏のケアは全身の健康につながります。女性特有の不調もご相談ください。
自然療法の婦人科サロンharu 悠~はる~
- TEL:050-3637-8205
- 営/10:00~20:00
- 休/水曜
足をいたわるセルフケア②
むくみ・冷えをケア
ほぐして、ストレッチし、トレーニングの流れでむくみ、冷えを解消しよう! 自宅でできるケアの方法を鹿児島療院(鹿児島市)で教えてもらいました。
どうして冷え性やむくみは起こる?
むくみとは、余分な水分がたまっている状態。引き起こす要因の一つが下半身の血行不良。長時間同じ姿勢でいたり、運動不足が続いたりすると、ふくらはぎのポンプ機能が働きにくくなり、血行不良となる。冷え性も血行不良が要因。
むくみチェック

足のすねを指で5秒軽く押し、へこませる。10秒以上へこんだ状態だったら、むくみあり!
実践! おうちケアStep1
足をほぐそう
お風呂上がりにリンパをほぐしてからマッサージするとより効率的。

鼠径(そけい)リンパ
足の付け根に反対側の手のひらを当て、片手を重ねて左右10秒程度軽く押す。

膝窩(しつか)リンパ
片膝を立てて座り、膝を包み込むように、膝裏に両手の指4本を当て、左右ともに10秒程度押す。

足の甲
足の指と指の間を両手の親指で、指の付け根から足首に向かってさする。
実践! おうちケアStep2
足首ストレッチ

足の指と手の指を組むように握り、足の指と指の間をしっかり広げよう
動かして血行を促進しよう。足首を固定して、足の指を開いて、左右30秒ずつ大きくゆっくり回す。
実践! おうちケアStep3
ふくらはぎのトレーニング

血液を心臓に送り返す「腓腹筋(ひふくきん)」「ヒラメ筋」を鍛えよう。
🟩両足を肩幅に開く
🟩かかとをゆっくり上げて、地面ギリギリまで下げる。親指の付け根で地面を押すイメージ
10回3セットが目安。歯磨き中や、信号待ちなどのすき間時間でするのも◎
ふらつく場合は、目の前に壁がある場所で。
オススメはオイルマッサージ
力が入りすぎず、リラックス効果もある。ホホバオイルなどのマッサージオイル10mlに対し、精油を1、2滴垂らし、よく混ぜて使おう。
目的に合ったアロマオイルを♪
📢就寝前:サイプレス、サンダルウッド
リンパや血液の流れを整え、気持ちを落ち着かせる。
📢運動前:グレープフルーツ
むくみ・セルライトの軽減やダイエットに。使用後6時間程度は紫外線を避けて。
📢運動後:ジュニパー、ゼラニウム
足の疲れやだるさがある時に。生理痛のケアにも。
教えてくれた人

鹿児島療院
ホリスティックセラピスト:塚田麻奈さん
毎日お風呂上がりにやってみてください。セルフケアで改善されない場合は来店がおすすめです。
鹿児島療院