
参鶏湯(サムゲタン)風スープ
体に優しいスープで温まろう!
丸鶏に高麗ニンジンやナツメ、もち米などを詰めて煮込む韓国の伝統料理「参鶏湯(サムゲタン)」。家庭でも簡単にできるよう、手羽元を使い春の七草を加えた体に優しいスープにアレンジしました。胃腸の疲れや風邪予防にもお薦めの一品です。
参鶏湯風スープレシピ
- ~材料~(4人分)
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- 鶏手羽元:8本(約400g)
- もち米:1/3合(うるち米でも可)
- 春の七草:200~250g(スズナ、スズシロ、セリなど)
- 長ネギ:1本
- A
- 水:1,500ml
- 酒:50ml
- 塩:小さじ1/2
- ショウガ:1片(薄切り)
- ニンニク:1片(薄切り)
- クコの実・松の実:各大さじ1
- むき栗:8個
- 塩・黒こしょう:適量
- ~作り方~
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- もち米は洗い、10分ほど水に漬けざるに上げる。
- スズナとスズシロは皮が厚ければむき、一口大に切る。ほかの葉物は塩をひとつまみ(分量外)入れた熱湯でさっとゆで、冷水に取ってあく抜きし水気を軽く絞ってざく切りにする。
- 長ネギは3分の2を厚めの斜め切りに、残りの白い部分は飾り用の白髪ネギにする。手羽元はきれいに洗い水分を拭き取り、骨に沿って切り込みを入れる。
- 鍋にAと①、③の白髪ネギ以外を入れ強火にかける。煮立ってきたら弱めの中火にし、あくを取りながら20分ほど煮る。
- ④に②の葉物以外とクコの実、松の実、むき栗を加え、さらに20分ほど煮る。軟らかくなったら②の葉物を加えて軽くまぜ、塩・黒こしょうで味を調える。
- 器に盛り、③の白髪ネギをのせる。
塩加減は薄めにし、食材から出る味を楽しみます(別皿で塩・黒こしょうを添え、食べるときに好みの濃さに調整)。仕上げにごま油やキムチを加えると違った味わいが楽しめます。
料理制作・監修

鎌下直子さん
鹿児島市生まれ。夫、息子、娘の4人家族。
料理好きの祖母や料理講師だった母の影響もあり料理の道へ。出産後、日々の食の重要性を再認識し、食生活アドバイザー、国際薬膳食育師、アスリートフードマイスターなどを取得。レシピ開発や学校・企業での料理講師に携わる。
「家ごはんを大切に」をモットーに食育、伝統料理、料理法、栄養などあらゆる切り口から食スタイルを提案している。
鎌下直子さんのEssay
冬が旬のダイコンはみずみずしく甘みがあります。サラダや漬物、煮物、大根おろしなど調理法はさまざま。
中でも香ばしく焼き上げた大根餅は低カロリーで食べ応えがあり、食べ過ぎが心配な年末年始にもお薦めです。

大根餅のレシピ
- ~材料~
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- ダイコン:250g
- 上新粉:120g
- 片栗粉:30g
- 干しエビ(ぬるま湯で戻し刻んだもの):10g
- 刻みネギ:2本分
- 塩:ひとつまみ
- ごま油:適量
- ~作り方~
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- ダイコンを千切りにし、軽くゆでて水気を切る(ゆで汁は取っておく)。
- ボウルにごま油以外の材料と①のダイコンを入れ合わせ、ダイコンのゆで汁を少しずつ加えながら耳たぶの固さより少し柔らかめになるまでゴムべらでまぜる。
- 深めの耐熱容器にクッキングシートを敷き、②を流し入れ蒸し器で約30分蒸す。
- 冷めたら型から外し好みの厚さに切り分け、ごま油を熱したフライパンで表面をこんがり焼く。好みで酢じょうゆやからしを添える。
蒸し器がなければフライパンで蒸し焼きにしてもよい(冷凍で約1カ月保存可)。