
個性の違いは生産処理の違いでもあるのです!
ナチュラルとは生産処理方法のひとつです。収穫されたコーヒーの実はまず生産処理を経て、乾燥、脱穀して生豆になります。生産処理方法は大きくわけて三つあります。
- [ウォッシュド]果肉を取った種を水に半日から一晩漬けて、種の表面の粘液質を洗い流して乾燥させる方法。
- [パルプドナチュラル]果肉を取って、種の粘液質は残したまま乾燥させる方法。
- [ナチュラル]果肉を取らずにそのまま乾燥させる方法。
これらの生産処理方法でもコーヒーの風味は変わります。しっかり完熟したコーヒーの実のナチュラルは果肉の甘みや酸味が種に浸透してナチュラル独特の風味を作り出します。反面、果肉のまま干すのは、劣化などのリスクも伴うため、非常に手間がかかりますし、干す環境などにも細心の注意が払われます。

ブラジルはナチュラルのコーヒーがとても多いので、ブラジルだけは国際品評会が2回行われ、そのうちの1回はすべてナチュラルコーヒーが提出されます。特にエチオピアのナチュラルなどは、イチゴやブルーベリーなどの風味がとても分かりやすく感じられます。
コーヒーは、そのもののキャラクターと、生産処理方法、そしてその後に続く焙煎でも風味が変わってくる飲み物であります。
教えてくれた人

日本一元気な旨い珈琲豆専門店
ヴォアラ珈琲
鹿児島県内に4店舗展開中
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