
牛肉とレンコンの春巻き
シンプルな味付けに箸が止まらない!
牛肉とたたいたレンコンを具にしたボリュームがある春巻きに、自家製のレモン塩を添えました。シンプルな味付けが素材の持ち味を引き立て、口の中に肉のうま味とレモンの爽やかな香りが広がります。
牛肉とレンコンの春巻きレシピ
- ~材料~(10個分)
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- 春巻きの皮:10枚
- 牛もも薄切り肉:200g
- レンコン:100g
- ニンジン:30g
- 香菜(シャンサイ):1/3束(ニラや三つ葉などでも可)
- 春雨:20g
- A
- 濃い口しょうゆ:大さじ1/2
- 酒:大さじ1
- 片栗粉:大さじ1
- 塩・こしょう:適量
- 水溶き小麦粉(小麦粉を同量の水で溶いたもの):適量
- 揚げ油:適量
- レモン塩(作りやすい分量)
- レモンの皮(農薬、防腐剤不使用のもの):1/2個分
- 粗塩:大さじ1
- レモン果汁:小さじ1/2
- ~作り方~
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- レンコンはよく洗い、皮付きのまま乱切りにしてポリ袋に入れ、細かくなるまで麺棒でたたく。ニンジンは長さ3cmの千切り、香菜は3cm幅に切る。春雨は2分ほど熱湯に漬けて硬めに戻し、水気を切って2、3cm長さに切る。
- 牛肉は1cm幅の細切りにしてボウルに入れAを加えて下味を付け、①と塩・こしょうを加えてよくまぜる。
- 春巻きの皮はざらざらしている面を上に、角を手前に向けて置き、②の具を中央より手前に横長にのせ、ぴったり包んで一巻きする。空気を抜きながら両端を内側に折り、緩めに巻いて、巻き終わりに水溶き小麦粉を塗って閉じる。残りも同様に巻く。
- 油を150~160度に熱し、巻き終わりを下にして③を入れ、途中で返しながら全体が色づいてきたら火を170~180度に強め、きつね色になるまで揚げる。
- 油をよく切って器に盛り、好みでレモン塩を添える。
春雨は具材の水分を吸って軟らかくなるので、戻しすぎないようにする
春巻きの皮は外側を緩めに巻くことで空気の層ができ、パリッと揚がる。油の温度が高いと中まで火が通らずに皮が焦げてしまうので注意
料理制作・監修

鎌下直子さん
鹿児島市生まれ。夫、息子、娘の4人家族。
料理好きの祖母や料理講師だった母の影響もあり料理の道へ。出産後、日々の食の重要性を再認識し、食生活アドバイザー、国際薬膳食育師、アスリートフードマイスターなどを取得。レシピ開発や学校・企業での料理講師に携わる。
「家ごはんを大切に」をモットーに食育、伝統料理、料理法、栄養などあらゆる切り口から食スタイルを提案している。
鎌下直子さんのEssay
一年を通して作る自家製の調味料は、日々の食卓を豊かにしてくれます。すぐに食べられるものから時間をかけて熟成させるものまで、味の変化を楽しむのも調味料作りの醍醐味(だいごみ)です。梅酒の残った梅や余ったキンカン漬けはスパイスや旬野菜と煮込んでウスターソースを作ります。フルーティーな味わいは自家製ならではで、わが家の定番です。
まぜるだけでできる粒マスタードも格別のおいしさです。ピリッとした辛みとプチプチの食感が癖になり、ドレッシングや肉料理のソースとしても重宝します(冷蔵で3カ月保存可)。

粒マスタード
粒マスタードレシピ
- ~材料~
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- イエローマスタードシード(マイルドな辛み):30g
- ブラウンマスタードシード(辛みが強く渋みがある):10g
- リンゴ酢:70~80ml
- 蜂蜜:小さじ1
- 塩:小さじ1/2
- ~作り方~
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- 煮沸消毒した瓶に全ての材料を入れてよくまぜ、ふたをして常温で3日間発酵させる。酢が少なくなったら、ひたひたにつぎ足してまぜる。
- 発酵させたマスタードシードの粒を好みの食感につぶす。