
孫が来るのはうれしいが…
- お悩み
- 両親に子どもを預けると、喜ばれますが緊張するようで、疲れさせてしまいます。必要以上にケガや体調を心配しているみたい。
(鹿児島市 37歳)
親世代・祖父母世代からそれぞれ声が寄せられました。距離感や、今と昔の子育ての違いに悩んでいるようです。
ぎゅ~っと!子育て奮闘記
- フェリア副編集長・牛の体験です

じいじばあばに会えば「だっこ~」だった赤ちゃん時代
いつもありがとう
じいじばあばが大好きな娘。両親には親になっても頼りっぱなしだ。私自身もかなりのばあちゃんっ子。今回は取材中、祖母がいかに大事にしてくれたかを思い返し、号泣してしまった。温かく見守ってくれる両親、祖母へ、いつもありがとう。
専門家に聞きました
9月19日は敬老の日。親子3世代みんなが笑顔になれる孫育てのコツを、助産師でフィットネスインストラクターの今和泉美貴さんに聞きました。

豊かな人格の育成に、大切な時間
子育ても孫育てもリミットがあります。大きくなるにつれて、親子3世代で過ごす時間は少なくなるでしょう。幼少期は、素直で感性豊かな時期。祖父母の知恵を共有することが、いい経験となります。
自分の予定もしっかり伝えて
祖父母世代は“自分ファースト”を意識してください。緊急性もなく、突然孫を預かってほしいというケースがあるようですが、自分にも予定があることをしっかり伝えましょう。預ける側も感謝を忘れずに。一方で「もっと頼って」という声もあるようです。親世代が何を望んでいるか、考えてサポートしましょう。特に産後のママは感情の起伏が激しいため、心身の状態を理解して。
「郷にいては郷に従え」が基本
孫には甘い、という祖父母世代も多いようです。食事の時間をまたいで預ける際は、持参するのがベター。与えてもらう場合、アレルギーや虫歯が気になるならば、その旨伝えましょう。しつけが厳しくても「郷にいては郷に従え」が基本。ただ、孫のストレスになる場合は通う頻度を少なくするなど対策を。注意したいのは、室内の環境です。ラップの芯より小さいものは、口に入ります。特にボタン電池は手術でなければ取り除けません。
なぜ必要・不必要か、理由を伝えよう
親世代はなぜしなくなったのか、なぜ必要なのか、理由を伝えるようにしましょう。
📢子育て今昔
離乳食
- 昔:果汁やスープを4カ月頃から
- 今:果汁やスープは不要。離乳食開始は5~6カ月頃から
ベビーパウダー
- 昔:布おむつが主流だったのでかぶれ防止に
- 今:紙おむつが主流。汗腺をふさいでしまうのであまり使わない
母乳
- 昔:1年で“断乳”
- 今:親子が満足して終える“卒乳”
日光浴
- 昔:体の表と裏でしっかり
- 今:外気浴程度でOK
抱っこ
- 昔:抱き癖がつくので抱かない
- 今:信頼関係の形成に、おんぶや抱っこは必要
😃
先輩じいばあからのメッセージ♪
孫育ては、娘育て。そして、自分育て。出産した娘の手伝いに行き、数十年ぶりにゆっくり話ができた。娘を育てる時は、自分自身も親としては未熟だったんだと思い返した。娘もこんなふうに育ててもらったんだと感じてくれたようだ。とても貴重な時間を過ごせて幸せだった。
(鹿児島市 59歳)
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