
サトイモのリゾット・ユズ風味
七草がゆの代わりにもどうぞ…
鹿屋の夫の実家で食べさせてもらった「ずし」(雑炊)。
昔は七草がゆの代わりに作っていたそうで、鶏肉から出るだしとサトイモのとろりとした食感を楽しめる一品です。
今回は「ずし」をリゾット風にアレンジし、ユズの香りを添えました。

門倉多仁亜の旬を食べるレシピ
- ~材料~(2人分)
-
- 鶏もも肉(皮は取り除く):80g
- 干しシイタケ:3枚
- 玉ネギ:1/4個
- ニンジン:少々
- サトイモ(中):4個
- 米:1/2合
- 塩・こしょう:適量
- ユズの皮:適量
- オリーブ油:適量
- 粉チーズ:大さじ1~2
- ~作り方~
-
- 鶏肉は細切りにして塩、こしょう、すり下ろしたユズの皮を振り、オリーブ油小さじ1を回しかけてしばらくおく。
- シイタケは水50ccで戻し(戻し汁は残しておく)、石突きを取って細かく切る。玉ネギとニンジンは粗みじん切りにする。サトイモは皮をむいて1cm角に切り、さっと洗って水気を切る。
- フライパンにオリーブ油を熱して①を焼き、焼き目が付いたら取り出す。
- フライパンにオリーブ油を熱して玉ネギをしんなりするまで炒め、米(とがなくてよい)、シイタケ、ニンジンを加えて軽く炒める。
- ④に鶏肉と②の戻し汁、水50cc、サトイモを加えて中火にかけ沸騰させる。15分ほど煮て(水分がなくなってきたら水を足す)少し水分が残り、サトイモに火が通って米が好みの硬さになったら粉チーズをまぜる。塩を振って味を調え、器に盛って千切りにしたユズの皮を飾る。
教えてくれた人
料理研究家
門倉多仁亜(かどくら たにあ)さん

ドイツ人の母、日本人の父の間に1966年、神戸で生まれる。父親の転勤に伴い、幼少期は日本、ドイツ、アメリカで過ごす。国際基督教大学卒業後、東京のドイツ系証券会社に入社。鹿屋市出身の夫の留学先のロンドン在住時に、子供の頃から興味のあった料理と製菓を、料理学校ル・コルドン・ブルーで学ぶ。料理教室を開くほか、テレビや雑誌などでドイツのライフスタイル全般を紹介。2009年に夫の実家がある鹿屋市に家を建て、毎月帰省して田舎暮らしを楽しんでいる。