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2015年始動。かごしまフロマラソン | 六三四の鹿児島温泉コラム

2015年始動!かごしま・フロマラソン『六三四おすすめ極上湯』

現在、鹿児島県観光連盟が開始に向け取り組んでいる「かごしま・フロマラソン」。筆者も温泉アドバイザーとしてお手伝いさせていただいています。フロマラソンは鹿児島県を5つのブロックに分け、ブロックごとに公募で選ばれた温泉施設を巡るスタンプラリー。但し、何十か所もまわってすすめるラリーではなく、誰でもゆっくり温泉巡りが出来るものです。1エリア1か所、合計5か所でもOK(賞品または景品)となる『ゆる~い』スタンプラリー。今回は県内1000か所以上の温泉を巡ってきた筆者の独断でフロマラソンを利用しつつ是非とも入って頂きたい温泉を5つ紹介します。

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鹿児島エリア

湯之元温泉「元湯・打込湯」

 湯之元温泉「元湯・打込湯」

日置市東市来町にある「元湯・打込湯」。現存する湯之元温泉では最も古いものです。元湯と打込湯は以前それぞれ別の温泉施設でした。まず元湯は昔、坊主湯と呼ばれていたもので、その名の通り1670年前後、西市来村金鐘寺の僧が入湯したことが起源と言われています。また打込湯も同じころの開湯で共に400年近い歴史があります。現在は「元湯・打込湯」としてひとつの温泉施設に2つの源泉が利用されています。

湯之元温泉「元湯・打込湯」

泉質はアルカリ性単純硫黄泉。2種ともに美人湯と呼ばれる泉質で成分濃度の異なる湯を楽しめるおすすめの温泉です。温泉ソムリエ的に温泉入浴効果を高める3回の反復浴をおすすめしていますが便宜上薄いと表現しますが、まず薄い打込湯で体を慣らし、休憩し次にじっくり濃い元湯に入る。

そして最後にもう一度打込湯にさっと入って完了! 公衆浴場で2種の温泉をたのしめるのは温泉王国鹿児島でもココだけだと思います。

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北薩エリア

湯川内温泉「かじか荘」

江戸時代に作られた温泉番付『諸国温泉効能鑑』。日本全国の有名温泉地が相撲番付のように書かれたものですが薩摩藩の温泉も3つ選ばれています。その中のひとつが薩州『関外の湯』。関とは現在の出水市にある史跡『野間之関』の事で『関外の湯』とは湯川内温泉であると言われています。

 湯川内温泉「かじか荘」

湯川内温泉は出水市中心部から南に車で20分ほどの山間の一軒宿。長く続く細い山道を進むあたりから秘湯的な雰囲気をイメージさせます。タイムスリップしたかのような瓦葺木造2階建ての宿。ひっそりとたたずむその姿にどこか風格さえも感じます。敷地内には上湯、下湯2つの浴場があり上湯は鹿児島県内でもほとんど見る事の無くなった足元湧出温泉。つまり浴槽の底から温泉が湧き出してくるピュア源泉100%。

 湯川内温泉「かじか荘」

泉温は37~38℃ほどでこのような体温に近い温泉に入る事を不感温浴と言いますが熱くも冷たくも感じずエネルギー消費も小さく存分に長湯ができるのが「かじか荘」おすすめポイント。ちなみに筆者はココに入るとき毎回1時間は湯船に浸かっています。浴槽底からポコポコと浮き上がってくる気泡も心地よい無色透明のきれいな単純温泉を体全身でいただきましょう。

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指宿エリア

指宿温泉「村之湯温泉」

 指宿温泉「村之湯温泉」

指宿エリア、南薩おすすめの温泉は指宿温泉「村之湯温泉」。創業は明治15年ですが温泉自体は文久3年(1863)に発見された歴史ある一湯。明治7年(1874)西郷さんも立ち寄り洗顔手足を洗ったという逸話も残り、また大東亜戦争末期の昭和20年、指宿海軍基地の特攻隊員がこちらの温泉で身を清めた後、出撃した悲話も残る温泉です。

剥き出しの梁が印象的な浴室は脱衣所との仕切りがなく、貼り紙や看板などもレトロな雰囲気。鄙びた浴槽の足元から湧出する湯をダイレクトに感じる事が出来る源泉100%かけ流し温泉。

現在も多くの常連さんに支持され、また全国の温泉ファンを魅了し一度は訪れたいと言われている公衆浴場。指宿海岸温泉特有の塩化物泉は保温効果に優れ、湯上りもしっとり。自然湧出の温泉と鄙びた浴舎ともに後世に残していかなければならない鹿児島温泉遺産と言っていい温泉浴場です。

 指宿温泉「村之湯温泉」

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霧島エリア

栗野岳温泉「南洲館」

姶良郡湧水町、霧島連山西側の栗野岳麓にある火山性の温泉として知られる「栗野岳温泉南洲館」。別名「岳の湯」と呼ばれる温泉の歴史は古く元禄時代から宝永の時代(1700年ごろ)に開湯されたと伝えられています。

栗野岳温泉「南洲館」

西郷さんゆかりの温泉でもあり、のどかな風情とゆっくりとした湯治の様子をのちに西南戦争で西郷軍五番大隊指揮長となる池上四郎に書いた手紙も残っています。個性的な3つの浴舎は『桜湯』(酸性単純硫黄泉)と温泉蒸気を利用した『蒸し湯』、そして「南洲館」の代名詞ともいえる『竹の湯』。灰色の湯に打たせ湯とも言える湯口、そして泥湯もたのしめる筆者おすすめの一湯。

栗野岳温泉「南洲館」

浴舎に“強酸性の為、加水しています”という表記通り酸味、硫化水素臭、湯泥ができるほど凝縮された湯は「これぞ栗野岳の湯!」と呼ぶにふさわしいインパクト。鹿児島本土最強の酸性度(ph2.2)を誇る『竹の湯』強烈な温泉です!

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大隅エリア

海潟温泉「江之島温泉」

海潟温泉「江之島温泉」

最後に垂水市にある海潟温泉「江之島温泉」をご紹介。海潟地区は大隅屈指の名泉の郷と呼ばれ、かつては指宿、霧島、海潟は鹿児島三大温泉地と呼ばれていました。「江之島温泉」のある海潟には施設名の由来となった江之島(周囲1km)と呼ばれる小島があります。

昔は弁財天の伝説が残る弁天島と呼ばれていましたが、約400年前に荘園領主近衛信輔公が「鎌倉の江之島に似たり」と絶賛され江之島と呼ぶようになったと伝えられています。大隅半島を代表する景勝地として江戸時代に薩摩藩が編纂した『三国名勝図会』にも描かれています。

地元の多くの常連さんが毎日訪れる「江之島温泉」。現在脱衣所は改装されましたが浴室は以前と変わらず床レベルと浴槽のふちは高さが変わらず、二股のパイプ湯口からドバドバと掛け流される温泉が床一面にあふれています。決して大きくはない浴槽にこれだけの湯を注いでいる公衆浴場は県内でも希少。極上のアルカリ性単純硫黄泉かけ流しの本物温泉を是非一度!

海潟温泉「江之島温泉」

 

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元湯・打込湯

【住所】日置市東市来町湯田2231[MAP
【電話】099-274-0326
【時間】6:00~21:30(5月~9月)、6:30~21:30(10月~4月)
【休日】4月1日、9月1日


かじか荘

【住所】出水市武本2060[MAP
【電話】0996-62-1535
【時間】7:00~21:00
【休日】無休


村之湯温泉

【住所】指宿市大牟礼3-16-2[MAP
【電話】0993-23-3713
【時間】8:00~22:00
【休日】毎月11日


南洲館

【住所】姶良郡湧水町木場6357[MAP
【電話】0995-74-3511
【時間】8:30~21:00
【休日】不定休
【URL】http://www3.synapse.ne.jp/nanshuhkan/


江之島温泉

【住所】垂水市海潟541-1[MAP
【電話】0994-32-0765
【時間】8:30~21:00
【休日】不定休
【URL】http://www.geocities.jp/enoshima_onsen/

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