
長島ブーゲンビリアの丘
この非日常空間は「花のまち」ならでは!
一歩足を踏み入れると、目の前にカラフルな世界が広がった。ピンクや朱色、だいだい色の鮮やかなブーゲンビリア。柔らかな陽光の下で重なり合うさまざまな色が、幻想的な雰囲気を醸し出す。
「長島ブーゲンビリアの丘」は、「花のまち」をうたい町の景観作りに力を入れる長島町営の施設だ。「花が少なくなる冬場に花を楽しめるスポットを」と、2017年10月にオープンした。現在、ハウス内に約30種類・164本のブーゲンビリアが地植えされており、県内はもとより福岡など県外からも多くの客が訪れる。
立ち上げ時から管理を担うのは、田島耕作さん。例年、11月から5月末くらいまでが見頃で、それ以降は緑一色になる。8月は剪定の時季だ。
成長のスピードが早く、放っておくと枝と枝が絡まってしまうため、手入れが欠かせない。暑さの中、革手袋を突き通すほどの鋭いトゲに傷だらけになりながら、次の開花シーズンに向けた作業にいそしむ。
「ブーゲンビリアはお日さまが大好きなので良く日に当てて。冬は家の中と屋外を行き来させて寒さ対策を」と田島さん。
中南米が原産で、異国情緒が漂うブーゲンビリア。「情熱」という花言葉がぴったりの目の覚めるような色合いに、園を訪れる老若男女がカメラを向ける。
最近はSNS映えスポットとしての人気も高く、「結婚式の前撮りにも使われるんですよ。他のお客さんが『おめでとう!』と声を掛けて…」と、話した田島さん。明るく華やかな花に囲まれた異空間を満喫したい。
長島ブーゲンビリアの丘
- 出水郡長島町川床3444-8[MAP]
- 問/下の花カフェ長島へ
- 営/9:00~17:00
- 入園料/一般=400円、小中高生=200円
- 休/水曜
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よかもんのススメ…
花カフェ長島
「長島ブーゲンビリアの丘」で花々に心を弾ませた後は、併設するカフェへ。鹿児島市のコーヒー店「可否館」の豆を使用したコーヒーで一息つこう。春の一押しは、獅子島の甘夏農家が手作りする「甘夏シフォンケーキ」。ふわふわのシフォンケーキと優しい甘さのマーマレードは相性抜群で、普段はかんきつ系ジャムの苦みが苦手、という人にも味わってほしい一品だ。
カフェ内では地元の施設利用者やサークル活動に取り組む人たちによる作品の販売・展示を行う。のんびりと「長島時間」を過ごして。
花カフェ長島
- 出水郡長島町川床3444-8[MAP]
- TEL:0996-87-1600(長島ブーゲンビリアの丘問い合わせも兼ねる)
- 営/10:00~17:00(L.O.16:30)
- 休/水曜
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