この記事のシリーズSERIES

プレゼント・クーポンPRESENT COUPON

フェリアSNSSOCIAL

ライフスタイル
フェリア

図書館奉仕課長 | 先生が図書館で挑む!レファレンスや本のPR

鹿児島県立図書館奉仕課長「加峯 美由紀さん」

加峯 美由紀さん
(鹿児島県立図書館/鹿児島市)

図書館利用者の調べものを、本や資料を用いて司書が手助けをするレファレンス(調査・相談)業務。その検索能力に注目した『100万回死んだねこ 覚え間違いタイトル集』(福井県立図書館)が話題だ。「多様な本の中から、利用者に役立つものを探し出す仕事は、本好きな司書だからこそできるのかもしれない」と分析する。

貸し出しだけじゃない図書館の魅力PR

保存図書館の役割を果たす、鹿児島県立図書館の蔵書は約90万冊。そのうち、70万冊以上が眠るバックヤード(書庫)では、職員がパタパタと慌ただしく本を探し回っている。

閲覧室にはパスファインダー(調べ方ガイド)や調査相談コーナーを設置し、過去の新聞記事が検索できる南日本新聞の「データベース」「デジタル新聞」も取り入れ、あらゆる調べ物に対応する。「ネットも良いが、著者が明確な本で確実な情報を得てほしい。自分で探せば忘れない知識になる」と語る。

レファレンス内容は、地域性の高いものや歴史に関する事柄が多い。手紙やホームページからも依頼が寄せられ、広報誌「県図なう。」では職員一押しの事例を紹介する。「歴史の裏側や知らない行事などにいつも驚かされている」

「いかにして図書館に来ていただき、本に興味を持ってもらうか」。調査相談係と企画指導係を所管する奉仕課の課長として、昨年度はバックヤードツアーやロビーコンサートに挑戦した。

自主性を促す2回目の図書館勤務

壺井栄の小説『二十四の瞳』に憧れ、離島のある鹿児島の教員を志した。初任校は全校児童40人と、小説に登場するような小規模校。指導が行き届く環境の中、干渉しすぎない指導を心がけた。

5年ぶり2回目の図書館勤務に、「視野を広げることができている。これまでの知識や出会いを現場に反映したい」と使命感を燃やす。

週1回の読み聞かせは、授業のようにテーマから構成まで考える得意分野だ。根っからの本好きで、「テレビや映画とは違い、本は自分だけの世界観で楽しめる」とアピールする。「子どもたちには、本を通して、想像力や自分で解決する力を身に付けてほしい」

set-CloseUp2

加峯 美由紀(かぶ・ みゆき)さん
プロフィール

福岡県朝倉市生まれ、86年山口短期大学児童文学科卒業。89年鹿児島県公立小学校の教諭に。3校で教壇に立ち、2002年公立小中学校管理職試験に合格。以降、公立小学校の教頭、大隅教育事務所の指導主事、鹿児島県立図書館の指導主事兼専門員、かごしま県民交流センターの社会教育主事兼専門員、公立小学校の校長を歴任。21年から再び鹿児島県立図書館に異動。奉仕課の課長を務める。

今これに夢中です

「硬式テニス」

知人のいない鹿児島の地で、テニスやランニング、押し花などの習い事を通して、学校以外にも多くの友だちを作ることができています。

資格について

幼稚園教諭免許、小学校教諭免許、司書教諭免許、漢字検定準2級(校長時代に児童と一緒に取得)

今後の目標

・図書館職員として、多くの方に図書館を利用してもらうこと
・先生として、未来を担う子どもたちの成長に貢献すること
・管理職として、仕事とプライベートが両立できる、働きやすい職場環境を整えること

 

この記事のシリーズ Series of this article

Close up

鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

記事一覧を見る

こちらの記事もどうぞ