
フェリアをご覧の皆さんこんにちは。今回、鹿児島ウエディング協議会コラムを担当致します城山観光ホテルブライダルサロン ウエディングプランナーの江口美久と申します。
今回は9月23日に行われた鹿児島ウエディングフェスタ~ いいね!結婚式 ~の様子をご紹介します。
結婚式を通して人と人との絆が溢れる県にしたい…
タイトルにもあるこの想いを伝える為に開催しました
第1回鹿児島ウエディングフェスタ~ いいね!結婚式 ~。
その中でも、公開ウエディング“夢婚”として
なんらかの理由で結婚式を挙げられなかった1組のカップルへ結婚式をプレゼントする…
という初の試みを実施しました。
沢山の応募をいただいた方の中から選ばれたのは、夫婦になり9年、子供も3人いらっしゃるファミリーでした。

お二人の話を聞いてカウンセリングしていくと、結婚式をしたい理由として一番強く感じられたのは
「家族への想い」でした。
両親や、兄弟姉妹、そして今ある家族へ伝えたい・・
お二人の想いを形にするために、
「当たり前の存在である家族」に想いを伝える…そんな結婚式へ。
『ツナガル家族式』という言葉をコンセプトとして、ベルグ広場で人前式が始まりました。
会場では
式を行う舞台を未来
バージンロードの後方が過去
という設定に。



まずは舞台の上で子供たちが見守る中、新郎新婦、別々に育ててくれた両親と3人で入場。

それぞれ相手の両親と握手を交わし、新郎新婦が想い続けてきた両親への想いを手紙で伝えてもらいました。
(涙ながらに話す新婦の姿に両親もまた涙。会場全体が感動に包まれました)



その後は指輪の交換を行い、子供たち3人にはネックレスを2人から贈呈。
(3人がいる今だからこそ結婚式ができたと言う想いを込めて・・3人とも嬉しそうでした!!)


その後は『誓いのキス』をして…という流れですが、
家族5人には『誓いのハグ』をご提案しました。
(とても可愛いかったです!!!)

そして誓いの言葉を読むのですが、今回は家族の未来に向けて、家訓を誓いの言葉にしていただきました。
家訓は子供たちが最初の文字を読んだ後、2人が読み上げるという形で、家族で力を合わせて行いました。
その後は誓約書にサイン。
最後は家族の想いをしっかりと結ぶ為、糸の中に願いを込めた“こより”を詰めて家族で編み込み、1本の紬を完成させました。
2人は夫婦となり家族となることを大勢の皆様に見守られながら誓う事ができ、会場からの温かい拍手や声援を受け、お二人も本当に嬉しそうでした。
ご両親からも「良かったね・・」と、言葉をいただいていました。
新郎新婦が過去から未来へ向かう流れを軸にご提案した家族式。
当たり前の存在の家族がどれだけ大切であるかを、お二人が沢山の方々の前で伝えてくれました。
結婚式を挙げる人達が減る中、結婚式という場所があるからこそ伝えられる想いがある事を、私たちはこれからも伝え続けたいと思います。