
自分の感情のあるじは…私なのです
心理カウンセラー ゆうこりん
「もう、あぶない! だから前も言ったよね。聞いてなかったの?
はぁ~(ため息)」
車を運転するたびに助手席からのダメ出しがあるんです。
「何度も聞いたよ。いちいちうるさいなぁ。だから運転したくなかったんだよ。」
私は、心の中でそう叫んでいます。
言葉は口に出しません。そのかわりに顔や態度に出してあげます。

だって、私は腹が立っているんですもの。
「あれって、○○だよね?」と言われても
「うーん。そう・・・・」
「これって、○○じゃない?」と言われても
「そう・・・・・・」
問いかけに、あきらかに不機嫌な対応をとります。
私は不機嫌なのを気づいて欲しいのです。
あら、気づいて黙りはじめました。
ちょっと言い過ぎたって思っているのでしょうか?
気まずい雰囲気は嫌でしょう?
しょうがないなぁ。ここらで許してあげます。
「私、今日は○○が食べたいなぁ!」ご機嫌で言ってあげます。
「じゃぁ、今日は○○を食べようか。」
ほらね、面白くない時間が、楽しい時間に変わります。

少し前の私なら、
「うるさい。やってらんない!」
ってわめいていました。
そのあとも、ずっとずっと不機嫌で、
その日一日を台無しにしていました。
自分で自分の感情に振りまわされて、
翻弄されるがままでした。
後先考えずに、後悔ばかり・・・

でも、自分の感情のあるじは私なのです。
もう振り回されたり、翻弄される事はありません。
今、自分は腹を立てている。
でも、どうするのかは私が決めるのです。
いろんな選択肢の中から、自分にとって、
一番心地いい状態になれる方法、楽しい気持ちになれる方法を…
だって、私次第ですべてが変わるんですから。
