
Felia!をご覧の皆様こんにちは!下甑島(しもこしきしま)の地域おこし協力隊、「せきこ」こと関美穂子です。
甑島は漁でとれるお魚の種類や山の様子などが段々と秋めいてきました。
さて、前回は第9回「【名所旧跡巡り・下甑島編】ドコいくナニする?タイプ別おすすめ滞在プラン」として、私の住んでいる下甑島の歴史のロマンや自然の力強さ不思議が感じられるスポットをお伝えしてましたが、今回はお隣の上甑島についてお伝えします!同じ甑島列島の中ですが上甑島と下甑島ではまた違った魅力や面白さがありどちらもオススメです♪
長さ4キロのながーい砂州!

長目の浜は長さ4キロにわたる砂洲。
まずは名物の一つ、長目の浜!ここは幅50メートル、長さ約4キロにわたって続く砂州で、島の山の裾野が太古から風や波に風や波に削られてできた礫を潮風が運んで作った不思議な地形。
砂州が海を仕切って出来た池はなまこ池、鍬崎池、貝池と呼ばれています。そして、長目の浜の先には須口池を仕切っている砂州もあり、合計4つの池があります。
名前の由来は江戸時代に薩摩藩の島津光久公が巡視の際にここを訪れ、その景観の美しさから「眺めの浜」と褒めたことだと言われています。奥までずっと続くながーい砂州を見ていると「どうしてこんな不思議な地形が出来たんだろう?」と自然の雄大さに驚きます。
また、4つの湖の中の1つ貝池では、池の上部は山などから流れてきた雨水で薄まった塩分の少ない水、下部は濃い濃度の海水と二層に分かれています。そしてその上部と下部の境目には、23~30億年前に出現したクロマチウムという大変珍しい微生物が現在も生息していて、、これはパラオ諸島とバルト海沿岸の湖と貝池のみでしか確認されていないといわれています。
そんな長目の浜を見るんだったら、田之尻展望所がおすすめ! 田之尻展望所は、なまこ池中央の小高い山の頂上にある展望所へ続く自然遊歩道です。時期によっては花や緑が美しく、鳥のさえずりも聞こえてきます。

長目の浜が綺麗に見える田之尻展望所。
ちなみに、長目の浜には時々ハート型の玉石が落ちているらしく私の知り合いも何人か拾いました。その中で恋が叶った人もいるので、もしかしたら恋に効くパワーを持っているかも!要チェックですね。
また、長目の浜のように砂が堆積して出来た細い地形をトンボロと呼びますが、上甑島の里町はトンボロにある町としても有名です。ぜひ写真を撮ってみてくださいね。
詳しくはこちら⇒薩摩川内市観光物産ホームページ「こころ」長目の浜
「甑島」の由来のある橋。

皆さんは「甑」とは何かご存知ですか?
お米を蒸す木製の道具のことを「甑」と呼ぶのですが、その甑の形をした大きな岩をご神体として「甑大明神」が祭られているのが上甑島と中甑島を結ぶ甑大明神橋の近くにあります。これが甑島という名前の由来といわれています。甑大明神橋は全長420メートル、幅員8メートル。もちろん車で通ることができますのでぜひ「甑島」の由来に会いにいってみてくださいね。
ちなみに、その他の名前の由来もいくつかあるようですが、私は季節によってさまざまな魅力がカラフルにキラキラと輝くから五色島と呼んでいた、という話を地域の人から聞いたことがありロマンチックで大好きです♪
詳しくはこちら⇒薩摩川内市観光物産ホームページ「こころ」甑大明神橋
いかがでしたか?
珍しい地形や場所などがある上甑島のオススメポイントをご紹介しましたが、下甑島と同様、本当はもっと沢山お伝えしたいみどころが沢山あるんです。是非薩摩川内市の観光物産ホームページこころをご覧くださいね♪