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アートディレクター・デザイナー | クライアントの情熱に応える物を

アートディレクター・デザイナー花田理絵子さん

花田 理絵子さん
(アールエイチ・プラス/鹿児島市)

「色がきれいだからシールで隠さない方がいい、と提案したんです」。

瓶に入ったにんじんジュースのラベルは、透明なシールに文字だけの潔くシンプルなデザイン。鮮やかな色が目に飛び込んでくる。

園山農園「ニンジンジュース」ラベル

ラベルデザインも手掛けた

つくり手たちの想いを表現する仕事…

商品パッケージやカタログ、広告などの制作をメインに行う。依頼があるとライターやフォトグラファーと組んで取材・撮影を行い、その素材でデザインを仕上げていく。

「写真や文章を、私が一番最初に見ることができる。思い描いていた以上のものが届くと感動する」。

素材をどう並べれば商品の魅力が伝わるのか、経験や知識を基にパソコンに向かう。

クライアントには、日本茶やかつお節など、長い伝統を受け継ぐ企業が多い。手がけた制作物の中に、業界にふさわしくない言葉や足りない表現がないかと、心を配る。

アートディレクター・デザイナー花田理絵子さん「制作物の一例」

制作物の一例

「クライアントさんの姿を見ていると、いい加減な仕事はできない」。

情熱に応えるため、作業はスピード感を持って行う。納品後はどのくらい反応があったかを確認。「数字は常に意識します。売れたら、皆さん喜んでくださるんです」。望まれる結果を出し、信頼を得ることで、次の仕事へとつなげてきた。

暮らしも働き方も丁寧に自分らしく

武蔵野美術大学の短期大学部でデザインを学び、卒業後は鹿児島に帰郷。広告制作会社などに勤務したが、多忙な毎日で体調を崩した。自らに合った働き方を模索する中、知り合いから声を掛けられた。

中古のパソコン(Mac)を譲り受け、一人で仕事を再開。営業活動は苦手で、「あなたに合うと思う」と、紹介される仕事だけを受けてきた。「相性がいいクライアントさんとは付き合いが長くなる。私自身が、この商品をいろいろな方に知ってほしいと思えるのです」

鹿児島市郊外、自然に囲まれた自宅の作業部屋で、一日の大半を過ごす。規則正しい生活を心掛け、気分転換に趣味のリコーダーを吹く。庭に育つユズやレモンを入れた温かいお茶で、一息つくことも。

新たに挑戦したいことは、との問いには「やってくる仕事の中に、やりたかったことが見つかるのかも」と気負わない。自然体で誠実に、ものづくりと向き合う。

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花田 理絵子さん
プロフィール

姶良市生まれ。加治木高校を卒業し、一浪の後、武蔵野美術大学短期大学部デザイン学科に入学。卒業後は鹿児島へ戻り、広告制作会社勤務などを経て独立。1年後に法人化する。

30代半ばで同大学デザイン情報学科へ3年次編入し、コミュニケーションデザインを専攻。実技試験のみ単位を取得し自主退学。現在は企業や自治体の広告・カタログ制作、商品の企画・開発、ウェブサイト管理などを行う。

今これに夢中です

「リコーダー」

「リコーダー2人とコントラバス」というトリオを組んで練習をし、たまにコンサートを開いています。消えてなくなる音を追いかけながら、楽譜の音符を丁寧につないでゆく。地道なことの積み重ねや繰り返しに、幸せを感じます。

今後の目標

デザインや編集に関わったものがどのような結果をもたらすのか、常に意識しながら、裏方として作り続けていこうと思います。気分転換の一人旅を再開したい。

 

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鹿児島で働く女性たちを紹介しているFelia!の『クローズアップ』。いろいろな職場で輝いている彼女たちの姿や、これまでの足取りをご紹介します。

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