
いつから始めればいい?わが子のスキンケア
- お悩み
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子どものスキンケア、いつ頃からしていいのか知りたいです。
(鹿児島市 ちびた 39歳)
乾燥が気になり始めたこの時期。“カサカサシーズン”の到来に、保湿剤が欠かせないとの声が多く寄せられました。アトピー性皮膚炎や、思春期のニキビなどのお悩みも。
ぎゅ~っと!子育て奮闘記
- フェリア副編集長・牛の体験です

動ける範囲が増えて上機嫌。ただ、目が腫れぼったい…
『痛々しいハーフバースデー』
生後半年を迎えた頃。顔じゅうに湿疹ができ、何とも痛ましい姿に。小児科で薬と保湿剤を処方してもらうと、みるみる回復!
必要な時に適切な処置を受けるのが一番と学んだ出来事だった。
スキンケアの必要性や、その効果について小児科医の先生に聞きました

今回のアドバイザー
今村総合病院 小児科医:四元景子先生
宮崎県延岡市出身。鹿児島大学を卒業後、鹿児島大学病院小児科に入局。今村総合病院には非常勤で勤務する。3児(高校1年生、中学1年生、小学5年生)の母。
- 今村総合病院TEL:099-251-2221
赤ちゃんの肌はカサカサ!
赤ちゃんの皮ふの厚さは大人の半分。水分はどんどんなくなります。皮脂の分泌は生後3、4カ月でほぼ止まってしまうので、赤ちゃんの肌はカサカサなんです。1日1回、保湿をする必要があります。

あせもができたり、かゆがったりするのは、肌のバリアが低下している証拠。「かゆくて眠れない」という子もいます。睡眠が妨げられるのは、成長にも悪影響です。バリア機能を高めるためにも毎日保湿してください。産後、初めての沐浴(もくよく)から始めると良いでしょう。
スキンケアは食物アレルギーの予防にもつながるといわれています。アレルギーの成分がホコリにたくさん含まれているため、皮ふからの侵入でアレルギーを発症することがあります。肌のバリアを整えるために、湿疹はすぐに治すことが重要です。
保湿クリームは、肌に合うものであれば大丈夫です。選ぶ際は無添加のものがいいでしょう。食物成分を含むものは、アレルギーの原因となることがあるため注意が必要です。
スキンケアの時間は、スキンシップにもつながります。子どもたちにとって「ちゃんと見てもらっている」という、安心感につながります。自分で塗れるようになったら、ほめてあげて。小学生もまだ肌はカサカサですので、継続することをおすすめします。
日光は適度に浴びよう
子どもたちは外遊びが大好きですが、日光を浴びることに抵抗のある保護者も少なくないでしょう。紫外線を浴びることで、骨を丈夫にするビタミンDが体内でつくられます。

近年は日焼けを避けすぎて、くる病を発症する子もいます。適度に日光に当たるようにしましょう。春、秋は15~20分、冬30分、夏は5分くらいが良いでしょう。それ以上の長時間日光を浴びる際は、日焼け止めを塗りましょう。
赤ちゃんは退院後、窓際で日なたぼっこするのもいいです。黄疸(おうだん)にも効果的です。
肌トラブルには早めの受診を
子どもの成長とともに起こす肌トラブル、気になることがあれば早めに受診しましょう。乳児湿疹が健診時に出ていたら、薬を処方していますが、放置せず小児科で相談してみてください。
アトピー性皮膚炎は毎日のスキンケアがとても大切です。お肌の状態で必要なお薬は変わりますので、かかりつけ医に相談しましょう。
思春期は、生後3、4カ月で止まっていた皮脂の分泌が再び始まる時期。ホルモンや、受験などのストレスも重なり、ニキビが増えやすいです。朝晩の洗顔で清潔に保つことはもちろんですが、皮膚科で相談することをおすすめします。
病院はいい解決法を相談できる場所。いいコンディションを長く保つためにも、適切な治療を受けましょう。
😃
先輩パパ・ママの応援メッセージ♪
お風呂上がりに、全身にクリームを塗るようにしています。ベビーマッサージのリズムで歌いながらすると喜んでくれます。
(鹿児島市 36歳)
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