
落花生の中華風炊き込みおこわ
鹿児島の郷土料理「つあんつあん」のレシピです!
鹿児島では落花生入り炊き込みご飯を「つあんつあん」ともいい、収穫期によく作られている郷土料理です。今回はオイスターソースとしょうゆで中華風味のおこわにしてみました。豆のほくほくとした食感は旬ならではの優しい味わいです。
落花生の中華風炊き込みおこわ(つあんつあん)レシピ
- ~材料~(4人分)
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- 乾燥生落花生(殻無し):50g
- うるち米:1合
- もち米:1合
- 豚バラ肉(薄切り):150g
- ニンジン:60g
- 干しシイタケ:3枚
- ごま油:大さじ1
- A
- みりん:大さじ1
- 酒:大さじ1
- オイスターソース:大さじ1
- 濃い口しょうゆ:大さじ2
- B
- シイタケの戻し汁と水:合わせて330ml
- ~作り方【下準備】~
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- 乾燥生落花生は一晩水に漬けるか、3時間ほど熱湯に漬けて戻す。
- 干しシイタケは水に浸して戻す(戻し汁は取っておく)。
- ~作り方~
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- うるち米ともち米を合わせて洗い、ざるにあげて水気を切る。
- 落花生は、塩少々(分量外)を加えた湯で軟らかくなるまで40~50分下ゆでし、ざるに上げて水気を切る。
- 豚肉は1cm幅に切り、ニンジン、シイタケは7mm角に切る。
- フライパンにごま油を熱し、③と落花生を炒める。豚肉の色が変わってきたらAを加え、全体になじんだら火を止める。
- 炊飯鍋に①、B、④の煮汁を入れ全体をよくまぜ、④の具材をのせて炊く。
- ⑤を最初は強火で沸騰してきたら弱火にして12~13分火にかけ、火を止めて15分蒸らす。炊き上がったら全体をさっくりとまぜ合わせる(炊飯器で炊く場合は、①と④の具材を入れた後、Bと④の煮汁を合わせて2合の目盛りまで入れ普通に炊く)。
落花生は、下ゆで時間が短いとシャキシャキした食感になり、長いとほくほくした食感になる
料理制作・監修

鎌下直子さん
鹿児島市生まれ。夫、息子、娘の4人家族。
料理好きの祖母や料理講師だった母の影響もあり料理の道へ。出産後、日々の食の重要性を再認識し、食生活アドバイザー、国際薬膳食育師、アスリートフードマイスターなどを取得。レシピ開発や学校・企業での料理講師に携わる。
「家ごはんを大切に」をモットーに食育、伝統料理、料理法、栄養などあらゆる切り口から食スタイルを提案している。
鎌下直子さんのEssay
秋から冬にかけて旬を迎える「サトイモ」。小ぶりのサトイモを見ると、子供の頃に食べていたおやつを思い出します。サトイモの皮に包丁で切れ目を入れてふかしたもので、指でつまむだけでつるりと皮がむけ、そのまま塩やみそをつけて食べたり、素揚げしてみたらし風にしたり。粘りがありながらほくほくした食感がおいしくて、おなかいっぱいになるまで食べたものです。
今回は軽くつぶしたサトイモを丸めて揚げ煮にしたレシピを紹介します。揚げ煮にすることで外側は香ばしく、甘辛いたれがよく絡みます。食べ盛りのお子さんには中にチーズを入れるのもお勧め。ねっとりしたサトイモと溶けたチーズの相性は抜群です。
サトイモ団子の揚げ煮レシピ
- ~作り方~
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- ふかしたサトイモ250gを食感が残る程度につぶし片栗粉小さじ2を加えてまぜ、8等分に丸め片栗粉をまぶして中温の油で揚げる。
- みりん・砂糖・濃い口しょうゆ各大さじ1、水大さじ3を煮立て、①を加えてとろみが付くまで煮絡ませる。仕上げに白ごまを振る。