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作業療法士|患者の“痛み”と向き合う

鎌田 恋実さん
(前原総合医療病院/日置市)

多くの症例に触れ、経験を積みたい

昨年9月、「ゆのもと記念病院」の機能を継ぐ「前原総合医療病院」が開院した。整形外科やペインクリニック内科を中心に、患者の〝痛み〟と向き合う。

リハビリルームには専門の器具を豊富にそろえ、約30人の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が活躍する。「総合病院で多くの症例に触れ、経験を積みたい」と先輩たちの背中を追う日々だ。

専門知識を習得し体と心の回復をサポート

高校卒業後、特別養護老人ホームで介護職を経験した。利用者と距離が近づくほど、思いがけない言葉や行動に驚き、ショックを受ける場面は増える。対応に悩むこともあったが、「その人の一面だけを見ないで、全体で捉えたらいいよ」という先輩の言葉に肩の力が抜けた。「時には離れて見ることも大切」。知識を身に付け、冷静に判断できるようになったことで、人と密に関わる医療の仕事が一層好きになった。

はじめたことは突き詰めるタイプ。学生時代はホッケーに魅了され、インターハイに出場した。「もっと専門的に学びたい」と次なる目標を作業療法士の資格取得に定め、挑戦した。主に歩行・筋力訓練を行う理学療法士と比べ、作業療法士は日常生活に必要な手や首などの動作訓練のほか、臨床心理学を学び、精神面のサポートも担う。「気持ちの回復までが私たちの仕事」と気を引き締める。

会話を大切に 寄り添うリハビリ

午前に外来、午後に入院患者を担当し、1日約15人、一人20~40分じっくりと向き合う毎日。その症状はさまざまだ。「全快が難しい人にも前を向いてほしい」と動かしにくい手でどうスプーンを持つか、起き上がる時にどうすれば痛みを感じにくいか、負担を減らすアイデアや知識を伝える。自身もリハビリ経験者だ。「部活で指を骨折をした時、きちんとリハビリをしなかったので今でもうずくことがある」と自らの経験を話し、リハビリの継続を促す。

「最後まで話を聞くこと」がモットー。しっかりと耳を傾けることで、患者の不安や疑問を探り、心のケアにつなげる。「将来は高齢者施設で再チャンレンジし、入所者の笑顔に貢献したい」。新たな目標を掲げ、今日も一人一人の患者に〝恋実スマイル〟で寄り添う。

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鎌田 恋実(かまだ・れみ)さん
プロフィール

薩摩川内市生まれ。2016年川薩清修館高校卒業後、特別養護老人ホーム(薩摩川内市)で介護職を1年半経験。18年神村学園専修学校作業療法学科(いちき串木野市)へ入学。20年作業療法士資格を所得し卒業。21年4月前原総合医療病院(日置市伊集院)へ入職し、作業療法士として外来・入院患者のリハビリを担当する。

今これに夢中です

「愛猫」

3匹の愛猫「翔平」「塁」「麻也」は、スポーツ選手が名前の由来。お世話をしている時間が幸せ。

資格について

介護職員初任者研修、作業療法士

今後の目標

医師、看護師、先輩方の話し方から学び、会話力を身に付けることで、患者さまに寄り添ったリハビリを行いたい。

 

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